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日本が戦後最大の試練に直面している現在、こんなことを言っていいのか悪いのかずいぶん迷いましたが、福島第一原発事故に関してどうしても引っかかってしまうところがあるので、3月24日に書いたものの公開していなかった記事を公開することにしました。

ただ、いかに情けない指揮官(首相・内閣)といえども、「戦闘の真っ最中にその指揮官を非難するのはいかがなものか・・・・。」という気分が私自身ありました。今戦うべき敵は目に見えない放射能という不気味な怪物なのであって、いかに不満があっても今はその指揮官を応援することが、この戦いに勝つためには最も肝要なのではないかと・・・・。

しかし、毎日次から次と細切れに公開される放射性物質の拡散の情報しかり。現場の状況の情報しかり。とどのつまりは、首相が震災直後に福島第一原発を視察したが、その間予定されていた格納容器の圧力軽減のための排気(ベント)が見送られ、その結果その後のオペレーションを著しく困難にしたあの水素爆発が起こってしまったこと(詳細は下記※のとおり)等を考え合わせると、この指揮官(首相・内閣)こそが日本を破滅させてしまうのではないかという危機感に変わってきました。

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「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震について」と題された、平成23年3月12日(2:30)現在 緊急災害対策本部発表の文書によると、

原子力安全・保安院からの情報として 11日 22:00に福島第一原発2号機に関して今後のプラントの評価結果として以下のような記述がなされている。

(実績)14:47 原子炉スクラム(RCIC起動)
(実績)20:30 RCIC停止(原子炉への注水機能喪失)
(実績)21:50 水位計復活(L2:燃料上部より約3mの水位)

そして次の予測がなされている。

(予測)22:50 炉心露出
(予測)23:50 燃料被膜管破損
(予測)24:50 燃料溶融
(予測)27:20 原子炉格納容器設計最高圧(527.6Kpa)到達
        原子炉格納容器ベントにより放射性物質の放出

地震・津波災害の発生した11日 22:00の段階で、数時間後にも炉心露出・燃料溶融が起こること、27:20(翌12日03:20)頃には格納容器の圧力が限界に達することを予測し、その対応としてベントが必要となり、その結果周辺大気中に放射性物質が放出されるということを示唆していたことがわかります。


一方総理大臣の当時の行動は次のようなものでした。

■3月12日【午前】5時14分、陸上自衛隊ヘリコプターで官邸屋上ヘリポート発。
               (寺田首相補佐官、班目春樹原子力安全委員長ら同行。)
     【午前】7時11分、福島県大熊町の東京電力福島第一原発到着。
          同19分、重要免震棟。
          同23分、東京電力副社長の武藤栄原子力・立地本部長による説明。
               (池田経産副大臣同席)
         8時 4分、陸自ヘリで同原発発

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地震が起こったその日に、既に炉心露出や原子炉格納容器の高圧による破損の可能性まで予測されていたにもかかわらず、政府もマスコミも「大丈夫・大丈夫」と言ってなかったでしょうか?

それは国民に対して誠実な対応だったのでしょうか?
本当のことを発表すると大パニックが起こると判断してのことだったかもしれません。

しかし現実は、あれから3週間が経とうとしている今、原発から半径10km以内にある津波被災者のご遺体が放射能汚染のため手をつけることができず、そのまま放置せざるを得ないという事態になっています。

「日本の原発には5つの防護壁があるから安全だ。チェルノブイリの事故とは全く性質が違う。」とTV各局に出ていた原発学者は声をそろえて言ってなかったでしょうか?

この『5つの防護壁』とは、①燃料を焼き固めたペレット、②それを覆うジルコニウム合金の被膜管 ③圧力容器 ④格納容器 ⑤原子炉建屋 とのことです。
 
3月29日段階で、このうち⑤の原子炉建屋は水素爆発で吹き飛び、②のジルコニウム合金の被膜管は間違いなく破損し、①の燃料を焼き固めたペレットからは高濃度の放射性物質が飛び出し、④の格納容器も一部が破損していて、大量の汚染された水が広く原子炉外部にも拡散している・・・・。

いまや残されているのは③の圧力容器だけじゃないですか。しかしその圧力容器もさまざまな配管系から放射性物質が漏れ出していて、とどのつまり封じ込めきれていないというのが真実の姿ではないでしょうか?


話を戻しますが、首相はなぜ真っ先に大変な状況にある福島第一原発に乗り込んだのでしょうか? その真意は本人に聞いてみないとわかりませんが、では何故予定されていたベント作業がこの間事実上延期されたのでしょうか? 何か技術的な問題があってうまく行うことができなかったのでしょうか? 技術的な問題ではなくて、首相が被曝する危険を回避するためということはなかったのでしょうか?

その配慮が取り返しのつかない燃料溶融→水素爆発と連鎖し、その後の原子炉プラントの安定化作業を著しく困難なものとし、最悪放射能の封じ込めに失敗するなどということになれば、いくら首相本人や東電幹部が良かれと思って行った行動であっても、その責は免れるものではありません。

謝ってばかりのリーダーには誰もついてきてくれないと思うかもしれませんが、かの三国志の劉備玄徳などは謝ってばかりだという話もききます。でも何よりも正直で私心がなかった。その誠実さに人は付いていくのではないでしょうかね。

今の首相が一国のリーダーの器であるかないかは別としても、既にその立場にあるのですから、少なくとも私心を捨て国民のために最大の誠実さをもって臨んでくれることをひたすらに願うばかりです。


前置きが長くなってしまいましたが、以下が3月24日に書いた記事です。

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福島第一原発事故に関して、どうも今の政府・マスコミの報道は敢えて真実を伝えていなのではないか?という感じが日増しに強くなってきています。

今頃になって農産物への放射性物質の影響の話が出てきたりとか、東京の水にまで影響が出てきたりとか・・・・。

どうも原発事故に関して報道統制されているような感じがしてなりません。それが政府による強制的な情報隠しなのか、マスコミの自主規制なのかはわかりませんが。

計画停電などより、今伝えなくてはならないもっと重要なことがあるのではないかというのが小生の率直な気持ちです。

核に関しては敏感なアメリカやヨーロッパでは全く別の報道がなされているようです。(それに関しても日本のマスメディアは全く紹介していないみたいです。)

今回の原発事故はマスメディア(特にTV)を通じていい加減な学者や素人評論家の適当な解説が広く流布されていて、比較的軽微で収まっていると日本人が思い込まされているフシがあります。

パニックを起こされては困るのですが、文部科学省の発表している放射性物質の測定値が実は異常な上昇を示しています。これは文部科学省のHPで公表されている事実なのですが、ザックリお知らせすると次のようなものです。

3月19日から3月22日、この3日間で放射性物質の量が1千倍に増えている・・・・。

定時降下物の調査結果 単位 MBq/km2
・3月18日9時~19日9時採取
  埼玉 64
  東京 51
・3月19日9時~20日9時採取
  さいたま市 66
  新宿区 40
・3月20日9時~21日9時採取
  さいたま市 7,200
  新宿区 2,900
・3月21日9時~22日9時採取
  さいたま市 22,000
  新宿区 32,000
・3月22日9時~23日9時採取
  さいたま市 22,000
  新宿区 36,000

これは明らかに福島原発の事故の影響でしょう。福島からこれだけ離れた場所でこうです。ちなみに札幌ではこの間これら放射性物質は未検出でした。

詳細は文部科学省のHPを参照ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1303956.htm

政府やマスコミの情報だけを信じていたら「正直者がバカをみる」というような状況が起こってしまうかもしれません。

もっと詳しいことを知りたいという方はYoutubeの次の動画をご覧になってみてください。ただ、くれぐれもパニックを起こさず腹をくくって冷静に対応してくださいね。

・福島原発事故 メディア報道のあり方 広瀬隆



三陸方面の余震も収束しないどころか、いよいよ静岡方面でも大きな地震が起きてきたし、日本列島が乗っかっている地殻はまだまだ動揺しています。

この先どうなるかは予想もつきませんが、もうしばらくは気を抜かず、東北・関東圏のみならず全国的にも最悪の状況も想定しておいたほうが良いかもしれません。

不安を煽るようなことを書いてしまったかもしれません。その点については深くお詫びします。

何も出来ない小生ゆえ、そのような惨事が起こらないことを毎日毎日祈るだけです。

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