FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
5月9日。終日うす曇かつ強風。ドヨーーンと鉛色の気持ちにさせるようなお天気でした。夜半になって雨が降り出しました。寒いです。雪にはならないでしょうが、お天道様が出てくれないと家の中が寒いです。もうゴールデンウイークも過ぎたので暖房を切ったのですが、夜中は寒いです。庭の草花も日が落ちると縮こまっているみたいです。

昨日は今日よりはいいお天気でした。しかし相変わらず風は強かった・・・・。

ついこの間しばらく使っていない電気製品にもたまには電気を通してやらなくちゃと思い立ち、Yahooオークションでやっと手に入れた古い古い8mmビデオ・デッキのスイッチを入れてみました。すると操作盤の各種の状態を表示する部分が一切表示されなくなっていました。再生は映像も音声も何ら問題なく、早送りや巻き戻しもOK。駆動系は大丈夫みたいのですが、1箇所にまとまっている状態表示板(音声レベルメーターやカウンター等々)が完璧にダウン。日常ほとんど使うことの無い機材なので、「もう使わないからいいや。」と思って割り切ってしまえばいいのですが、せっかく手に入れた古い機械だけど、完動状態で持っていたいという気持ちがムクムク湧き上がり、だいぶ前にミニコミ紙に広告が出ていた地元の町の修理屋さんのことを思い出し、果たして修理が可能なものかどうか聞きに行ってきました。

この8mmビデオ・デッキのほかにも、音楽製作に使っていたYAMAHAのマルチ・エフェクターもある日突然電源が入らなくなり、これも修理しなくちゃ・・・・と思っていたので、この件も一緒に聞いてみようと思って出かけたわけです。(あくまで事前に話を聞こうということで、現物は持っていきませんでした。)

その修理屋さんは、わが庵から車で5分程度のところにあるので、広告を見たときは近場に電気製品を何でも修理してくれる店ができたと思って喜んだものでした。頼れる地元の電気技術のお店と勝手に思い込んで、それで気楽に店を訪ねてみたわけですが、店に入ったところからちょっと嫌な感じがしました。電気製品の修理専門店であるにもかかわらず、店内が埃っぽい・・・・。修理を待っている家電製品もほとんど見当たらない。作業台は雑然としていて、作業道具も電気関係のパーツ類もパッと見には見当たらない・・・・。現れた店の人も電気修理をするというような服装には見えない・・・・。
以下実際のやり取りを記憶の範囲で再現してみます。

当方「ごめんください」 扉を開けると、立派なガタイの40代くらいの男性が出てくる。
当方「あのー、修理のことでちょっと相談にうかがったんですけど・・・・」 先方は無言
当方「どんなメーカーのどんな製品でも修理するとのことでしたが、音楽関係のYAMAHAのエフェクターなんかも修理できるでしょうか?」
先方「そりゃ難しいネエ。YAMAHAは部品も特殊だしネエ」。
(症状も聞かないうちから、いかにもやりたくなさそう。)
当方「そうなんですか。実は電源が入らなくなっちゃったんです。そんな場合でもどこに原因があるかを見つけてもらうことは可能ですか?」
先方「パワーユニットの問題だと思うけど。何とか部品を見つけて修理はできると思うよ。まあ1万8千円だな」(本当に面倒くさそう)
当方「そうですか・・・・・。」「あともう1件、8mmビデオの修理もお願いしたいんですが・・・・」
先方「8mmビデオねえ。面倒くさいからネエ。そういうお客さんも結構来るけど・・・・・」
当方「こちらは駆動系には全く問題なくて、操作盤の表示が一切出なくなっちゃったんで、バックライトが切れちゃったか、そのライトへの線が断線してしまったという極めて単純な原因なのかなと思ったりもするんですけど・・・・」
先方「ふーーん、オレ元SONYにいたのよ」
当方「それは別にいいんですけど・・・・・」
(実際SONYのメーカー修理には散々ヒドイ目にあってきたので、小生の心証的には良くない)
先方「こっちはまあ1万5千円かな。でも故障の原因を見つけるだけはやらないよ。細かい分解や組み立てだけやらされたんじゃたまんないよ。」
(このあたりから先方明らかに苛立ち始める。)
当方「こちらもそんなつもりは無いけれども、広告にも見積もり無料とあったんで、話を聞きに来ただけで・・・・・・。」
先方「それで何よ。ここはオレの店だ。だからオレには客を選ぶ権利があるんだよな。」
(顔が紅潮してきてる・・・・)
当方「えっ?」
(何が起こったのか、全くわからず当惑するのみ)
先方「だから、オレが客を選ぶんだよ。とっとと帰れや!」
(ぐっと自分を抑える小生)
当方「そうですか。わかりました。」 実に理不尽で不愉快な気分を抑えて店を出る・・・・。

一昔前までの小生だったら間違いなく大喧嘩でした。このときは良く自分を抑えたと思います。そして店を出てから思いました。「ひょっとしてオレって自分が気付かないうちに人を不愉快にさせてるんだろうか? あれほどまで腹を立てさせるほど嫌なヤツなんだろうか・・・・・・?」 これは結構小生を悩ませました。でも今回に限っては修理業者に修理を依頼する者として最低限のことを確認しただけで、余計なことも言っていないし、横柄な態度をとったわけでもありません。いろいろ思い返しているうちに唯一ここがポイントだったのかな?と思いついたのが、先方が「オレ元SONYにいたのよ」という言葉に対する小生の返しの「それは別にいいんですけど・・・・・」という言葉。

実は「先方はSONYの社員だったことに極めて高いプライドを持っていたのではないか?」。そうだとすれば、小生の返答はSONYというものに特別な評価を示さなかったわけで、それは即ち相手の誇りを傷付けた・・・・。本当のところはどうなのかわかりませんが、そのあたりから話の流れがおかしくなった感じがします。

でもこれまた変な話です。そんなにSONYの社員であることに極めて高いプライドを持つのであれば、どうして今こんな田舎町で一人で修理屋稼業をやっているんでしょうか? ずっとSONYに勤め続けていれば良かったのに・・・・・。まあそんなことを詮索してもしょうがありませんな。

ただ修理を依頼する立場からすれば、確かな知識と技術・経験によって適確にリーズナブルな価格で修理してもらえることに価値があるわけです。SONYのブランドが修理技術の水準を保証するものでも何でもありません。実際SONYのメーカー修理は酷いものです。そもそも修理する意思がハナからあまりありません。今回のケースでは先方さんは「SONYの元社員である=極めてレベルの高い修理技術を持っている」という自己評価でいるのかもしれませんが、当方は「SONYの元社員である=どの程度の修理技術を持っているかは未知数」という評価であります。このズレが先方のプライドを傷付けてしまったのでしょうか? 何とも厄介なものです。

確かにサラリーマンから一国一城の主になったりすれば、「ここはオレの店だ。だからオレに客を選ぶ権利がある。」と客に対して横柄な態度を取る商店主は結構多いのかもしれません。ラーメン屋・寿司屋・その他もろもろそんな店主がいるというような話も見聞きします。確かに非常識な振る舞いをする客や法を犯すようなことをする客に毅然として対応することは理解できます。しかし自分の感情を前面に押し出して、自分の気に食わない人間は相手にしないというのはどうなんでしょう? すべて主人の気分次第というような店は結局商売として成立しなくなるんじゃないでしょうか? 自分の評価と他者の評価のズレに気付かず、自分の評価と違う評価をする者は全て排除するという態度でいけば、そこには進歩というものは生まれません。そうなればもう後は下り坂しかないんじゃなかろうか・・・・と思います。いずれにしてもこんな店が生きていけるとすれば、それは地域独占状態だから。競争が生まれれば変わらざるを得ないでしょう。独占というものの弊害はこんな小さなところにもはびこっているんですな。

資本の論理でどう転ぶかわからない大資本の商業施設だけではなく、地域に根付いた個人商店やリサイクル・レストアなどの店がわが街には必要だと常々考えてきたオヤジでありますが、その個人商店の接客レベルの実情がこの程度となれば、あまり希望を持つのも如何なものかと思い知らされたような気がします。

それにしても不可解。どこに初対面の相手に「帰れ!」とまで言わせるだけのものがあったんでしょう? やっぱり小生自身がそれこそ自分の気付かないうちに相手を不愉快にさせるという特殊な才能を持っているんでしょうかね? 何も口にせずとも存在自体から相手を不快にさせるオーラが滲み出てるんでしょうかね? だとすると辛いなあ・・・・・。庵に引き籠りがちで、陽気に誘われてたまに外に出てみたらこんなザマです。いろいろと考えさせられながらも、少しずつ少しずつ人間嫌いになっていくオヤジであります。


Secret

TrackBackURL
→http://fgmc.blog87.fc2.com/tb.php/230-95bb460f
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。