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3月19日。曇りのち時々雨。今日はWBCのキューバ戦でしたね。岩隈投手も杉内投手も抜群の内容でした。圧巻の投手力による勝利で準決勝進出、よかったです。

それ以上に大きなニュースがありました。それは公的資金17兆円の支援を受けているアメリカ最大の保険会社AIGグループが幹部社員に160億円ものボーナスを支払ったとのこと・・・・。それを事前にFRBや財務省にも報告してあったのに、FRB・財務省からは何らの指導もなかったこと・・・・。公聴会でAIGの会長はこう弁明していました。「彼らが複雑なCDS(クレジット・デフォルト・スワップ:一種の保証債務)の詳細を熟知しており、ボーナスを払わなければ彼らは辞めてしまう。彼らが辞めてしまっては会社が立ち行かない・・・。だからボーナスを支払わざるを得ない・・・・。」

まあ、何とも言葉がありません。どこかのニュース番組で言っていましたが、「世界を破滅させる爆弾を作り出した奴がいる。信管のはずし方は彼らしか知らない。彼らは金を要求している。払わなければ爆弾が爆発してしまう・・・・。」こんな話ではないかと・・・。金融テクノロジーはここまで行ってしまったんですねえ。もうならず者の開き直りです。まるで北朝鮮のようです。しかし今の法律ではこんなならず者を取り締まることができないため、急遽奴らに支払われたボーナスに対して90%の課税をする法案が検討されているとのこと。小生などにはシラーっとしてボーナスを受け取り、なおかつ辞めていくエリート社員の人間性がちょっと理解できません。そんなことをしてまともにこの先生きていけるものなのでしょうかね?

まあそれはそれとして、今夜真夜中にテレビを見ていたら、NHKで「沢田研二ライブ 人間60年ジュリー祭りIN東京ドーム」というドキュメンタリー的音楽番組が放送されていました。先日沢田研二の曲を採り上げたこともあって、何か縁があるなあと思いつつ見たんですが、最初はアイドル・ポップ(ロック)・スターが年をとって昔の曲を歌うのは厳しいものなのだろうなあ・・・と思っていました。時間と言うのは手厳しいもので、正直容姿は昔の面影もなく、我々一般ピーポーとほとんど変わらなくなっていました。ましてやそんな体型で踊りを踊りながら歌うとなれば、もうあっという間に息が上がってしまうんじゃないか・・・・と。

まして今回のこのコンサートは7時間にわたってザ・タイガース時代からソロになって現在に至るまでに発表した全80曲を全部歌いきる・・・という途方も無いものでした。この番組は1時間にも満たないダイジェストでしたが、還暦を過ぎたオヤジが7時間歌いっ放しなんて本当にできるのか?と思いつつ見ていたのですが、最後の1曲まで沢田研二はしっかり歌いきりました。容姿は衰えていました。声も高音は厳しいところもありました。しかし音程は最後までしっかりと安定していて、声量も衰えることはありませんでした。それは見事でした。超一流のボーカリストとしての力をまざまざと見せてくれました。こんな沢田研二の前では、あの桑田圭祐も真っ青でしょう。ましてや腹の底から歌うことも出来ないスマップなどは足許にも及びません。

故河島英五さん作詞作曲の「いくつかの場面」という曲を歌いましたが、本当に涙を流しつつそれでもしっかりと歌いきりました。1975年の作品ということで、当時から涙を湛えて歌っていたようですが、今回は何が感極まらせたのかと想像してしまいました。歌詞に自分の人生が重なって見えたのでしょうか? 若くして亡くなった河島英五さんのことを思い出したのでしょうか・・・・? 正直小生はこの曲を知りませんでしたが、歌詞の内容が実に味わい深く、今の小生自身の気持ちと相通ずるところもあって、小生もウルッとしてしまいました。よろしければ聴いてみてください。

1975 沢田研二 「いくつかの場面」


番組の後半には、沢田研二自身が3万人の観客に向かって感謝のメッセージを送っていました。このメッセージがまた素敵でした。「夢と現実」「日常と非日常」について大スターが静かに語っています。そしてそのメッセージに続いて歌われたのが「時の過ぎ行くままに」。還暦になって歌い、我々が50を過ぎて聴くこの「時の過ぎ行くままに」も、また実に深い味わいがありました。

1975 沢田研二 「時の過ぎ行くままに」

最初は年老いたロック・スターは哀しいだけだと思っていました。しかしそんな単純な話ではありませんでした。沢田研二は歌謡曲という日本のポップスをしっかり支えた偉大なシンガーだったと改めて思いました。サウンド重視の曲ではなく、しっかりと中味のある歌詞を伴った素晴らしい楽曲を歌ってきたからこそ、還暦になっても充分歌えるし、聴く者を感動させることができるのだなあ・・・・・と。

ちょっと太めになったジュリーは今では容姿第一のアイドルではありませんが、そこにはこの日本の一時代をしっかりと背中に背負った人間の風格のようなものを感じました。まさしくスターだと思いました。

それに比べて、どうして歴代首相にこのような風格を感じることが出来ないのかな・・・・?
それは彼らには美しさを感じることが出来ないからかもしれないと思ったオヤジでありました。



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