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11月22日 あっという間に時間が過ぎ去ります。もう師走も目の前になりました。「今年は何をしたんだろう・・・・・。」 手応えのない時間をおくった我が身の情けなさをしみじみ感じつつ、ひたすら静かに深々と雪が降るのをしばし眺めていました。

で、本日のデタラメ五・七・五
「声もなく ただオレンジの 雪明り」


気を取り直して、今日も行きましょう。60年代を語る上で小生にとって欠かすことの出来ない音楽、それは<セルジオ・メンデスとブラジル66>

当時の洋楽はイギリスとアメリカが中心で、ほとんどがこの両国から発信されましたが、そんな中にあってかつての洋楽とは全く異なる音楽世界をもって洋楽シーンに登場したのが、セルジオ・メンデスでした。

1941年2月11日、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ市近郊のニテイロ生まれ。8歳からクラシック・ピアノを学ぶなど恵まれた環境で音楽の基礎を身に着けると、1950年代後半にはジャズピアニストとしてプロの道へ進み、その後アントニオ・カルロス・ジョビンやジョアン・ジルベルトの影響を受けボサノヴァのニュー・ムーブメント運動に着手していきました。

1961年にはブラジルの人気投票でベスト・ピアニスト、ベスト・アレンジャーにも選ばれています。そして1962年にセルジオ・メンデス&ヴォサ・リオ・セクステットを結成。ニューヨークへ進出し、カーネギーホールでのコンサート、ジャズ・ミュージシャンとの共演で話題をまきました。1965年にはアメリカに活動の場を移し、1966年に発表した「Sergio Mendes & Brasil '66」とその中に収められた「Mas Que Nada(マシュ・ケ・ナダ)」の世界的大ヒットで世界中にその名を轟かすことになったのです。

Sergiomendes01.jpg

あまりにも有名な作曲家アントニオ・カルロス・ジョビンが、ボサノバの旗手としてオリジナル曲重視とJazz寄りのアプローチを行なったのに対して、セルジオ・メンデスはこの<ブラジル66>でボサノバをロック的なアレンジで聴かせるとともに、ブラジルの曲だけに限らず、ポピュラーのヒット曲や更にはビートルズの曲までを取り上げて、ボサノバテイストでさらに原曲よりビートを利かせた歯切れよい独自のアレンジでカバーしました。強力なリズム隊をバックに2人の女性ボーカルがクールに歌うというセルジオ・メンデス独特のスタイルがここから始まり現在にまで至っています。

「マシュケナダ」・・・・世界中でこれを聞いて初めてボサノバを知った!と言う方も多いのではないでしょうか。

何をさておいても、まずはこれからですよね。グー!

1966 Sergio Mendes & Brasil 66 「Mas Que Nada」


音質的にこれがベストだったのでセレクトしてみたのですが、後半部分は2006年のラップバージョンになっています。これは小生全く気に入っていませんので、少々歯がゆい思いがあるのですが、いたし方ありません。後半部分はカットして聴いてください。

1963年のオリジナルはこちらです。Youtube動画:Mais Que Nada(Original)1963
彼の経歴そのままでジャズっぽいです。やっぱり<ブラジル66>でセルジオ・メンデスは大変身した感じがあります。よりエンターテイメント性が強まったと言うか、ブラジリアン・ロック(ボサ・ロック)っぽくなったと言うか・・・・。いずれにせよ小生にとっては<ブラジル66>での演奏が一番魅力的かな。


世界的なアーティストでありながら、またボサノバやブラジリアンミュージック界では常にNo1の知名度と実績が有って日本にも何度も来日公演しているにもかかわらず、残念ながら日本での評価はイマイチという気がしています。

なんでかなあ・・・・?とつらつら考えると、彼らの底抜けに明るいエンターテイメント性が、逆に音楽的には大したことがないかのような誤解を与えているんじゃないかと・・・・。

一方の雄アントニオ・カルロス・ジョビンがやや内省的でアコースティックな方向でボサノバを浸透させていきましたが、日本人はどちらかと言うとこちらの音楽を好んだような気がします。その結果方向性が逆を向いた形のセルジオ・メンデスがやや軽く評価されているような気がしないでもありません。

どちらが優れていて、どちらが劣っているというようには小生には思えません。どちらも大好きで困ってしまうくらいです。kao04

そういえば小生が大学に入った頃、語学のクラスの同級生が「自分たちもバンドを組むんで、是非マシュ・ケ・ナダを教えてくれ」と頼んできたことがありました。小生がジャズ研部員だったので、楽勝で弾きこなせると思ってのことだったのでしょうが、実は小生、過去に一度もこの曲を弾いたことがありませんでした。ジャズとして<マシュ・ケ・ナダ>を演奏するなどということは、それまで一度もありませんでしたし、その後も一度もありませんでした。

結局、「ようわからん・・・・・。」とあっさりギブアップしたところ、『ジャズ研と言ってもそんなもんか。』的な表情が返ってきたのを思い出しました。残念。

正直セルジオ・メンデスとブラジル66の曲として<マシュ・ケ・ナダ>を紹介しただけでは、全くもって不本意であります。という次第で、次回また続きをご紹介させていただくことにしたいと思います。

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