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1月22日。曇りときどき晴れ。朝方は冷え込みました。久々にマイナス10度の世界でした。日中も午前中はなかなか気温が上がらなかったものの、午後に入って少しずつ上昇、夜が一番暖かい感じがします。これから低気圧の接近で明日は真冬の大雨・大嵐らしいです。気温は何とプラスの8度・・・・。そしてあさってはいきなりまたマイナス5度の世界に逆戻りとの予報です。雪祭りの雪像はかなりのダメージを受けるでしょうね。

我が家でもこういう状況になると、軒下の屋根からの落雪が雨で溶け、そのあと一気に氷に変わってしまうので、始末しようとしてもお手上げになってしまいます。ということで、今日は今日とて軒下の雪を取り除くハードワークを余儀なくされました。しかしキツイですわ・・・・。

さて本日も1970年代ポップス。第二弾はこれ、ハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズ 「恋のかけひき」であります。

HJFR01.jpg

このバンド名を見れば、誰もが4人組のバンドだと思いますよね。ところがどっこい3人組なんですな。ダン・ハミルトン、ジョー・フランク・キャロロ、トミー・レイノルズの3人組です。彼らはもともと腕っこきのスタジオミュージシャンで、実はまさに夢のようなバンドなのであります。

60年代半ば、「ビートでOK」、「真っ赤な太陽」のヒットを放ったT・ボーンズ出身で、ダン・ハミルトンはベンチャーズのかの大ヒット作「ダイヤモンドヘッド」の作曲者なのであります。

このような楽曲は当時バブルガム・ミュージックと呼ばれていまして、ずっと前に紹介した1910フルーツガム・カンパニーなどはその代表選手であったわけです。小学生高学年頃このような楽曲に出会った小生はこのハッピーなサウンドにすっかり魅了されてしまったわけです。今から振り返ってみても、60年代終わりから70年代初めのアメリカン・ポップスというのは、まず曲調が美しく、演奏のレヴェルが高く、コーラスやオーケストレイションも洗練されていて、単なるポップスではありながら、どこか奥行きの深さを感じさせるものであったような気がします。昨日も言いましたが、ベトナム戦争への厭世気分が充満し、フラワー・ムーヴメントやヒッピー文化が生まれていたその同時期に、まったく別の音楽世界が存在していたという実に不思議な時代の産物でもあります。

1910フルーツガム・カンパニーはブッダ・レ-ベルでしたが、バブルガム・ミュージックの立役者のひとつが今日ご紹介するハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズなどが所属したダンヒル・レコードであります。CBSやワーナーなどの大手ではないマイナーレーヴェルなのですが、独特な個性をを前面に押し出してゆくタイプで、「ダンヒルサウンド」と呼ばれるオリジナリティをもった選りすぐりのポップスを生み出していきました。その代表選手が、以前にもご紹介したステッペン・ウルフ、そしてこのハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズ、次回ご紹介するグラス・ルーツやスリー・ドッグ・ナイトなどであります。みんないいですなあ・・・・。

話がくどくなる前にお聴きいただきましょう。

1971 HAMILTON, JOE FRANK & REYNOLDS 「DON'T PULL YOUR LOVE」


ダンヒル・レコードについてもう少しだけ。ダンヒル・レコードは1965年にルー・アドラーによって設立されました。ルー・アドラーとP.F.スローンを軸とした発足から1967年までは、そのサウンドはフォーク・ロックを中心としたものでした。その後二人が去りスティーヴ・バリが会社を仕切るようになった後期が、俗にダンヒル・サウンドと呼ばれるへと変遷していきます。

この後期ダンヒル・サウンドの中心はジョー・オズボーン(bass)、ハル・ブレイン(dr)、ラリー・ネクテル(key)らのダンヒル・リズムセクションが担い一世を風靡しました。前期にはバリー・マクガイア、PFスローン、ママス&パパスなどが、後期にはグラス・ルーツ、スリー・ドッグ・ナイトなどのミュージシャンが所属し、60年代後半から70年代前半にかけてヒットを量産しました。本日紹介したハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズは、中~後期のダンヒル・サウンドを代表するアーティストであります。

「恋のかけひき」は1971年に全米4位の大ヒットとなりました。もともとT・ボーンズの前身はサーフィン系バンドであり、メンバーそれぞれスタジオミュージシャンとしてやってきたわけで、当然のことながら楽器演奏はさすがのものがあります。そんなバックボーンに、キャッチーなメロディとパワフルなブラス・サウンド、そこにパンチの効いたヴォーカルがキッチリとハマリこんだこの曲は、やはり名曲だと思います。

このような名曲を数多く生み出したダンヒル・レコードですが1975年には消滅してしまいます。詳しい事情は知りませんが、稀有なレーベルだっただけに実に残念な気がします。10年間アメリカのポップス・シーンを駆け抜けたダンヒル・レコードは、うたかたの夢のような存在で、1975年には一つの時代が終わったということになるのかもしれません。

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