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2010.06.05
「ミエルヒ」ギャラクシー大賞ならず
2010年6月3日夜、2009年度のギャラクシー賞の大賞発表がありました。
結果は「ミエルヒ」は残念ながら大賞ならず。しかし優秀賞3作品の中の一つに入りました!
ギャラクシー賞のテレビ部門は、入選作品だけでも15 本くらいあって、その中から1作品だけが大賞(金メダル)というメチャクチャ狭き門であります。しかもドキュメンタリーも劇映画もバラエティも全部ひっくるめてです。
結果をご紹介しておきます。
●大賞●
・ETV特集「死刑囚 永山則夫~獄中28年間の対話」(NHK 2009年10月11日放送)
●優秀賞●
・HTBスペシャルドラマ「ミエルヒ」(北海道テレビ放送 2009年12月 19日放送)
・日曜劇場「JIN―仁―」(TBSテレビ 2009年10月11日~12月20日放送)
・カミングアウトバラエティ!秘密のケンミンSHOW「2010年今年もよろしく友愛スペシャル」(読売テレビ放送 2010年1月7日放送)
●選奨●
「桑田佳祐の音楽寅さん」(フジテレビジョン)他10本でありました。
何とその厳しい状況の中でベスト4に入ったわけであります。岡田ジャパンが羨ましがりそうですが、冗談はさておいて、作品として素晴らしい評価を受けたのは紛れも無い事実であります^^。
歴史的な大事件にかかわる死刑囚のドキュメンタリーに作り物のドラマが太刀打ちできないのは、その事実の持つ重みからしてやむを得ないものと思います。ただ、もしドラマ部門が独立していたら「ミエルヒ」が大賞を獲ったのではないかと少々歯痒い思いもあります。それを言っても詮無きこと。イカンイカン・・・・。
このドラマ「ミエルヒ」は、以前ここでも書きましたが、昨年中学の同期会を開くことになった小生の思いと、たまたま時と場所を同じくして似ような主題のドラマが制作されたことに、とても偶然とは思えないものを感じて、もう200%肩入れしてました。
小生も病を得て故郷に帰ってきたけれども、あの主人公と同じように「ここにしか帰る所」はなかったわけです。何をしていいのか、何が出来るのかもわからず、かと言って旧友と積極的に交わることも出来ず、一人もがいていました。そしてある程度時間が経ったとき、少しだけ自分の中で何かが変った。何かが動いた・・・・。
それくらい「ミエルヒ」は小生と重なり合ってたんですな。でも、最後に主人公が悟ったことと小生が思ったこととはちょっと違ってましたが。「このへんは脚本家のまだ未熟なところなのかな?」と小生は思ってました。その意味ではこの段階で小生にとって「惜しい!!!」だったんですけど(笑)。
見ていない人には何がなんだかサッパリでしょうが、ご勘弁ください。
この「ミエルヒ」、何とオール江別ロケだそうです。あの室内シーンも江別にある民家を借りて撮影したようです。スタッフやキャストは江別中のホテル・旅館に泊まりこみ。我々の同期会の夜(というか、もう朝)遠方から来た同級生が泊ったあのビジネスホテルにもロケ中のスタッフが泊っていたはず。それほどお互いに接近遭遇していたのでありました。
それが、2009年度の日本の全テレビ作品のベスト4に入ったんだから、改めてモノスゴイことだと思うわけであります。他の番組は全国キー局が莫大な制作費をかけたゴールデンタイムでの連続放送モノ。一方「ミエルヒ」は北海道のローカル放送で1回こっきりの放送。その後テレビ朝日系列の各地のローカル局でポツポツと放送されたものの、ほとんどが1回こっきりでなおかつ深夜放送。そんな不利にもめげずの銀メダルです。そう考えるとやっぱり感無量であります。
贔屓の引き倒しみたいになってしまうかもしれませんが、小生なんぞは既に20回くらい見てるけど飽きないんですよねー、これが(笑)。
この作品はどこにも派手なところはありません。実のところ今まであまり考えてこなかった「生きていくことって何だ?」という根源的な問いを淡々と見る者に問いかけてきます。そしてその答えはきっと見る人一人一人で微妙に違ったものになるのだろうと思います。ただそれは閉塞感に満ちた今の日本にとって、一度立ち止まってしっかりと考えてみる大切なことかもしれません。
そういった意味でも、できることならば多くの人に見て欲しいと思うとります。テレビ朝日系列でゴールデンタイムに全国規模で再放送してくれないでしょうかね。
結果は「ミエルヒ」は残念ながら大賞ならず。しかし優秀賞3作品の中の一つに入りました!
ギャラクシー賞のテレビ部門は、入選作品だけでも15 本くらいあって、その中から1作品だけが大賞(金メダル)というメチャクチャ狭き門であります。しかもドキュメンタリーも劇映画もバラエティも全部ひっくるめてです。
結果をご紹介しておきます。
●大賞●
・ETV特集「死刑囚 永山則夫~獄中28年間の対話」(NHK 2009年10月11日放送)
●優秀賞●
・HTBスペシャルドラマ「ミエルヒ」(北海道テレビ放送 2009年12月 19日放送)
・日曜劇場「JIN―仁―」(TBSテレビ 2009年10月11日~12月20日放送)
・カミングアウトバラエティ!秘密のケンミンSHOW「2010年今年もよろしく友愛スペシャル」(読売テレビ放送 2010年1月7日放送)
●選奨●
「桑田佳祐の音楽寅さん」(フジテレビジョン)他10本でありました。
何とその厳しい状況の中でベスト4に入ったわけであります。岡田ジャパンが羨ましがりそうですが、冗談はさておいて、作品として素晴らしい評価を受けたのは紛れも無い事実であります^^。
歴史的な大事件にかかわる死刑囚のドキュメンタリーに作り物のドラマが太刀打ちできないのは、その事実の持つ重みからしてやむを得ないものと思います。ただ、もしドラマ部門が独立していたら「ミエルヒ」が大賞を獲ったのではないかと少々歯痒い思いもあります。それを言っても詮無きこと。イカンイカン・・・・。
このドラマ「ミエルヒ」は、以前ここでも書きましたが、昨年中学の同期会を開くことになった小生の思いと、たまたま時と場所を同じくして似ような主題のドラマが制作されたことに、とても偶然とは思えないものを感じて、もう200%肩入れしてました。
小生も病を得て故郷に帰ってきたけれども、あの主人公と同じように「ここにしか帰る所」はなかったわけです。何をしていいのか、何が出来るのかもわからず、かと言って旧友と積極的に交わることも出来ず、一人もがいていました。そしてある程度時間が経ったとき、少しだけ自分の中で何かが変った。何かが動いた・・・・。
それくらい「ミエルヒ」は小生と重なり合ってたんですな。でも、最後に主人公が悟ったことと小生が思ったこととはちょっと違ってましたが。「このへんは脚本家のまだ未熟なところなのかな?」と小生は思ってました。その意味ではこの段階で小生にとって「惜しい!!!」だったんですけど(笑)。
見ていない人には何がなんだかサッパリでしょうが、ご勘弁ください。
この「ミエルヒ」、何とオール江別ロケだそうです。あの室内シーンも江別にある民家を借りて撮影したようです。スタッフやキャストは江別中のホテル・旅館に泊まりこみ。我々の同期会の夜(というか、もう朝)遠方から来た同級生が泊ったあのビジネスホテルにもロケ中のスタッフが泊っていたはず。それほどお互いに接近遭遇していたのでありました。
それが、2009年度の日本の全テレビ作品のベスト4に入ったんだから、改めてモノスゴイことだと思うわけであります。他の番組は全国キー局が莫大な制作費をかけたゴールデンタイムでの連続放送モノ。一方「ミエルヒ」は北海道のローカル放送で1回こっきりの放送。その後テレビ朝日系列の各地のローカル局でポツポツと放送されたものの、ほとんどが1回こっきりでなおかつ深夜放送。そんな不利にもめげずの銀メダルです。そう考えるとやっぱり感無量であります。
贔屓の引き倒しみたいになってしまうかもしれませんが、小生なんぞは既に20回くらい見てるけど飽きないんですよねー、これが(笑)。
この作品はどこにも派手なところはありません。実のところ今まであまり考えてこなかった「生きていくことって何だ?」という根源的な問いを淡々と見る者に問いかけてきます。そしてその答えはきっと見る人一人一人で微妙に違ったものになるのだろうと思います。ただそれは閉塞感に満ちた今の日本にとって、一度立ち止まってしっかりと考えてみる大切なことかもしれません。
そういった意味でも、できることならば多くの人に見て欲しいと思うとります。テレビ朝日系列でゴールデンタイムに全国規模で再放送してくれないでしょうかね。
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