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2010.01.31
まだまだ「ミエルヒ」
年末ににやっとブログを更新したかと思ったら、あっという間に1ヶ月が経ってしまいました。何と早いこと。この間年末から正月にかけては体調が散々な有様でありました。先ずは蓄膿症がなかなか治らないうちに、その鼻の奥に風邪のウイルスなのかが感染して強い痛みを引き起こし、それが少し良くなったと思いきや今度はそのウイルスが眼にきて、ウイルス性の結膜炎に。白目が真っ赤に充血してまるで特殊メイクをしたような有様でした。そんなこんなで元日の夜に実家に戻ってお雑煮を頂いただけで、お餅は以降口にする機会がありませんでした。これは今年は食べ物にも困窮するという予兆なのでしょうか? その後少し持ち直したものの、中旬にやって来た2度のドカ雪の始末で汗だくになったあとカラダが冷えたせいなのか、風邪っぽく何となくダルイ状態が続き今度は頭痛・・・・。これまた気力が失せるというような繰り返しで気が付けば1ヶ月が過ぎていました。政治状況や経済状況だけではなく、小生個人的にもなかなか前途多難を予感させる2010年であります。
さて2010年の一発目は昨年から引き続いてドラマ「ミエルヒ」であります。丁度昨日の今頃東京地区で放送されたようですが、東京で放送されたら今までにない反響があるのではないか?と思っております。(さほど注目されなかったとしても、それはそれで構わないのですが・・・・・。)
実はあのドラマの景色を見ていただいてもお分かりのとおり、札幌から30分の距離にある隣町でありながら、札幌とはある意味別世界が広がっているのも事実なのであります。寂れたシャッター商店街、旧市街地から周辺新興住宅地への拡散、田舎町でありながらも進行するコミュニティの崩壊・・・・・。札幌の隣町というこの立地は良い面もある反面、他地域以上に隣町であるが故の悪しき面もたくさんあります。ひと言で言ってしまえば何につけても中途半端なんですな。最もまずいのは自主自立の精神が弱いこと。ベッドタウンゆえの悩みでしょうかね。市民の多くが自分の暮らす地域のことに関してあまり関心が無いような印象があります。
この街は実は歴史的にも重要な側面も持っています。北海道に開拓史が置かれることになった際、その有力な候補地でもありました。ここ江別にするか札幌にするかで検討がなされ、結果的に後背地に山を持つ扇状地の札幌に道都が置かれることになったのですが、まかり間違えばこの地が北海道の中心になったかもしれないということであります。昔のことをあれこれ言っても始まらないのですが、縁あってこの街に暮らすことになったからには、「あなたはどこの出身なの?」と尋ねられたとき、「まあ札幌・・・・・」と答えるのではなく、「江別だよ」と堂々と言えるようになりたいものだと思うております。情けないことではありますが、小生自身も東京時代に同じ質問をされたときに、「まあ札幌・・・・・」と答えていた訳であります。それは「江別」と答えてもなかなかすぐ分かってもらえないし、それなら「まあ札幌・・・・・」と答えておけばすぐイメージを持ってもらえるというような感覚であったわけですが、どこか心に引っかかりがあったのも事実でありました。
堂々と出身地を「江別」と言えるようにならなければ、この街はいつまでたっても自主自立できないのではなかろうか?と少々危惧しておりまして、そのためにはこの街に暮らしていることに何らかの誇りを持てるようにしなくてはならんのじゃないかと考えてきました。が、そんな『誇り』をどこに求めればよいのだろう?
確かにこの街には雄大な姿を見せる石狩川があり、広大な原生林も残されています。しかしそれはあえてその場に行かなければ眼にすることはできないし、実際日常生活で常時触れることのできる景観ではありません。まして江別の街を知らない人にとっては、石狩川も広大な原生林もイメージできません。
そこであの「ミエルヒ」であります。あの作品で雄大で美しい石狩川の姿が記録され、身近にいつでも目にすることができるようになりました。まして作品のクオリティが高く、何度も見直したくなるような作品となったことで、二次的ではあっても「江別という街はこんな感じなんだ」ということを全国に発信することができたし、これから長い期間にわたって発信し続けてくれるという可能性を残してくれました。
実に他力本願的ではありますが、この「ミエルヒ」という一篇のドラマ(映画)が今までこの街にはなかった大きな財産となり、「誇り」の源になってくれるのではなかろうかと感じているところであります。何かのキッカケが扉を開いてくれるような気がしていて、「ミエルヒ」がその扉を開いてくれる鍵ともいうべき存在になるだろうと・・・・。江別市民にとって何とありがたいことでしょう。天から降ってきたような恵みであります。これがキッカケとなってこの街に暮らす人々が少しずつでもわが街を誇りに思い始めることができれば、そこから更なる誇りを求める動きがきっと現れてくるだろうと思います。小さな動きが次第に大きく裾野を広げていけば、今までの札幌の属国とでも言うべき位置付けや意識の枠が次第に取り払われて、個性を大切にした独自性のある道を進んでいけるのではないか・・・・・と大いに期待しているオヤジであります。
またしてもダラダラと長くなってしまいましたが、ひと言で言ってしまえば、「ミエルヒ」は今や江別の街にとってかけがえの無いお宝であって、そんな珠玉の作品を小生はこれからも大事に大事にしていきたいということであります。そんな作品を生み出してくれた北海道テレビ放送㈱や制作スタッフ・キャストの皆さんには感謝してもしきれない思いであります。江別市長になりかわって心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。あとは市民が頑張ります、きっと・・・・・。
さて2010年の一発目は昨年から引き続いてドラマ「ミエルヒ」であります。丁度昨日の今頃東京地区で放送されたようですが、東京で放送されたら今までにない反響があるのではないか?と思っております。(さほど注目されなかったとしても、それはそれで構わないのですが・・・・・。)
実はあのドラマの景色を見ていただいてもお分かりのとおり、札幌から30分の距離にある隣町でありながら、札幌とはある意味別世界が広がっているのも事実なのであります。寂れたシャッター商店街、旧市街地から周辺新興住宅地への拡散、田舎町でありながらも進行するコミュニティの崩壊・・・・・。札幌の隣町というこの立地は良い面もある反面、他地域以上に隣町であるが故の悪しき面もたくさんあります。ひと言で言ってしまえば何につけても中途半端なんですな。最もまずいのは自主自立の精神が弱いこと。ベッドタウンゆえの悩みでしょうかね。市民の多くが自分の暮らす地域のことに関してあまり関心が無いような印象があります。
この街は実は歴史的にも重要な側面も持っています。北海道に開拓史が置かれることになった際、その有力な候補地でもありました。ここ江別にするか札幌にするかで検討がなされ、結果的に後背地に山を持つ扇状地の札幌に道都が置かれることになったのですが、まかり間違えばこの地が北海道の中心になったかもしれないということであります。昔のことをあれこれ言っても始まらないのですが、縁あってこの街に暮らすことになったからには、「あなたはどこの出身なの?」と尋ねられたとき、「まあ札幌・・・・・」と答えるのではなく、「江別だよ」と堂々と言えるようになりたいものだと思うております。情けないことではありますが、小生自身も東京時代に同じ質問をされたときに、「まあ札幌・・・・・」と答えていた訳であります。それは「江別」と答えてもなかなかすぐ分かってもらえないし、それなら「まあ札幌・・・・・」と答えておけばすぐイメージを持ってもらえるというような感覚であったわけですが、どこか心に引っかかりがあったのも事実でありました。
堂々と出身地を「江別」と言えるようにならなければ、この街はいつまでたっても自主自立できないのではなかろうか?と少々危惧しておりまして、そのためにはこの街に暮らしていることに何らかの誇りを持てるようにしなくてはならんのじゃないかと考えてきました。が、そんな『誇り』をどこに求めればよいのだろう?
確かにこの街には雄大な姿を見せる石狩川があり、広大な原生林も残されています。しかしそれはあえてその場に行かなければ眼にすることはできないし、実際日常生活で常時触れることのできる景観ではありません。まして江別の街を知らない人にとっては、石狩川も広大な原生林もイメージできません。
そこであの「ミエルヒ」であります。あの作品で雄大で美しい石狩川の姿が記録され、身近にいつでも目にすることができるようになりました。まして作品のクオリティが高く、何度も見直したくなるような作品となったことで、二次的ではあっても「江別という街はこんな感じなんだ」ということを全国に発信することができたし、これから長い期間にわたって発信し続けてくれるという可能性を残してくれました。
実に他力本願的ではありますが、この「ミエルヒ」という一篇のドラマ(映画)が今までこの街にはなかった大きな財産となり、「誇り」の源になってくれるのではなかろうかと感じているところであります。何かのキッカケが扉を開いてくれるような気がしていて、「ミエルヒ」がその扉を開いてくれる鍵ともいうべき存在になるだろうと・・・・。江別市民にとって何とありがたいことでしょう。天から降ってきたような恵みであります。これがキッカケとなってこの街に暮らす人々が少しずつでもわが街を誇りに思い始めることができれば、そこから更なる誇りを求める動きがきっと現れてくるだろうと思います。小さな動きが次第に大きく裾野を広げていけば、今までの札幌の属国とでも言うべき位置付けや意識の枠が次第に取り払われて、個性を大切にした独自性のある道を進んでいけるのではないか・・・・・と大いに期待しているオヤジであります。
またしてもダラダラと長くなってしまいましたが、ひと言で言ってしまえば、「ミエルヒ」は今や江別の街にとってかけがえの無いお宝であって、そんな珠玉の作品を小生はこれからも大事に大事にしていきたいということであります。そんな作品を生み出してくれた北海道テレビ放送㈱や制作スタッフ・キャストの皆さんには感謝してもしきれない思いであります。江別市長になりかわって心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。あとは市民が頑張ります、きっと・・・・・。
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