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2009.06.24
久しぶりのお買い物
6月24日。晴れときどき曇り。いやあ暑くなりました。日中は30度近くまで気温が上がりました。ついこの間まで暖房のお世話になっていたのに、いきなり冷房のお世話にならなくちゃならない有様です。さすがにこれには小生の自律神経は追いつけませんでした。終日頭はボーーッとして眠気が去りません。
こんな中、今日はこの庵に引っ越してきてから植えた松(イチイ:北海道ではオンコ)の樹がうまく根付かず、いろいろ手をつくしてみたのですがそれもなかなかうまくいかず、半分以上枯れてしまったこともあって、結局抜くことになりました。庭屋さんがやってきてそのままスポンと抜いて持っていくのかと思いきや、枝を全部ノコギリで切り落とし、幹も何分割かに切り分けてバラバラの状態にして持ち去りました。なかなかプロというのは非情なものです。半分枯れているとはいえ、半分はやっとの思いで青い葉を一生懸命繁らせているにもかかわらず、延命措置は無し、即刻死亡宣告・・・・、あとは遺体処理という感じでした。何とも言えず淋しい感じでした。どこか小泉構造改革っぽいなと思ってしまいました。
さて、先日もちょっとお話しましたが、久しぶりに音楽制作に関することに時間を割くようになったのですが、その途端機材(サブ・ミキサー)が一部壊れてしまい、代わりのもを用意する必要に迫られてしまいました。慢性金欠状態の小生ですので、じっくり時間をかけて、高品質でありながら安くてしっかりした作りで長持ちするものを一生懸命ネットで探していました。昔はこういう場合は札幌の楽器屋さんに出向いて、店の人に相談して店にあるものから何かしらを選んで買って帰るというのが普通でしたが、今は全く様相が変わってしまいましたね。まずはどんなものがあるかネットで調べて、その評判も調べられます。もちろん価格も調べられます。それで「ここのこれだ!」と決心してネットで購入申し込み、後日宅配便で商品が届き、代金を支払って自分のものとなる・・・・・。田舎者やなかなか外に出て行けない小生などのような人間には本当にありがたい世の中になったものだと思います。もっともこんな消費行動をする人が増えれば増えるほど地元の商店は商売あがったりになりますし、販売側と購入者側とのコミュニケーションもほとんどなくなるなど弊害もあります。ただこの手軽さは抗しきれない時代の流れかな・・・・とも思います。ただ一方で地元の信頼できるお店も残ってもらいたいという気持ちもあるわけで、このへんのバランスが何とも悩ましいところであります。
話を戻しまして、「故障時の修理などを考えると国内メーカーのほうが安心かも・・・・・」と思いまして、最初はYAMAHAがいいかな?と考えていたのですが、どうも評判がイマイチのようなので一度白紙に。国内メーカーではあとTASCAM(TEACの子会社)があって、実にスタイリッシュで魅力的な商品が出るということで期待したのですが、まだ販売開始時期が未定かつ価格も予算オーバーということで断念しました。(断念したのはこの商品です。なかなかグットくるデザインですよね? ただ販売日未定ということだったのに、今日あるサイトでしっかり販売されていました。しかもかなり値下げして・・・・・ちょっとショック。)

ということで、結局は海外メーカー品になってしまうわけですが、低価格を前面に押し出したBEHLINGER社はノイズその他であまりクオリティ面での評判がよろしくなく、ここは無難にパス。プロ用として評判の高いALLEN&HEATH社のZED-14もかなり心惹かれました。またミキサーの定番MACKIE社の1402VLZ3も魅力的だったのですが、両者とも少し予算オーバーなので泣く泣く断念。残ったのがSOUNDCRAFT社のEPM8という商品と、MACKIE社傘下のTAPCO社のMIX260FXの一騎打ち。(左がSOUNDCRAFT社のEPM8、右がTAPCO社のMIX260FXであります。)

結局最後の決め手は「お値段(実売価格)」とミキサーはMACKIE社というブランドに対する信頼性でありました。というわけでTAPCO社のMIX260FXを第一候補に絞り込みました。
次に貧乏人の小生としては「いかに安くこれを手に入れるか?」が大きなチャレンジでした。「価格.com」を始め価格比較サイトを覗いたりするのですが、ちょっと特殊な商品なのでなかなか安いところが見つからず、やっとのことで見つけて早速ネットで購入手続きをしたところ、その業者から来たメールは「只今在庫切れ。次回入荷の目途は全くたっていない・・・・・。」 愕然であります。この業者は全国的に店舗展開している準大手の楽器販売店でしたが、それがこのザマであります。
商品が無いのに堂々と販売している・・・・。まあネットショッピングなんてものはこの程度のことは当たり前なんでしょうかね。気を取り直して次の安い店を探しました。何とか一般的な販売価格よりも5000円程度安い店を見つけて購入申し込み。(因みにそのお店は名前を聞いたことも無い大阪の業者さんで、少し心配な面もありました。) 今度は在庫あり、早速当日中に発送してくれました。それが週末に届いてそれからはずっと使い方の勉強をしておりました。同じミキサーでもメーカーによって多少使い勝手が違ったりするので、其の辺のお勉強であります。おかげで何とかいちいちマニュアルと首っ引きにならず、ある程度使えるようになりました。音質的には「かなりいい感じ・・・・。」というところです。機械としての操作フィーリングも以前使っていたミキサーとはちょっとクラスが違うという感覚です。「これだけの性能でこんなに安くていいのかな?}と思えるくらいであります。今のところは実に良い買い物ができたと喜んでいます。
このネット・ショッピングの途中でちょっと使える小物を見つけてしまいました。それはヘッド・フォンの替えパッド・・・であります。なんと4個セットで100円(普通は2個一組だから一組分50円)。

実は小生、今から20年前くらいに買ったSONYのMDR-80というオープンエア型のヘッドフォンが大のお気に入りでした。とにかく軽く、音質的にも優れていて、長時間使用し続けていても苦にならないという優れものでした。が、問題はイヤ・パッド。ウレタン製の薄いスポンジ状のイヤパッドが時間が経つとボロボロになってしまいます。何度かSONYから替え部品として購入しましたが、そのときは確か片側500円くらい(1セットで1000円)したと思います。しかし今ではその部品もなくなって、使うに使えなくなっていました。本体には何の問題は無いのにです。それがこの100円商品で甦りました。これにはなんともビックリで、このパーツを販売してくれている新潟県燕市の丸七株式会社には感謝してもしきれない気持ちです。密閉型の大型ヘッドフォンには使えませんが、ハウジング(ドライバー)部分が丸型で直径が50ミリから55ミリであれば問題なく被せることが出来ます。小生のように替えパッドがなくて泣く泣く使えなくなっていたヘッドホンがこれで復活するかもしれませんよ^^。
今のSONYの使い捨て主義には期待するところはありませんが、昔の良品を甦らせてくれる中小企業には大きな拍手を送りたい気持ちであります。こんな意外な、しかし重要なパーツを供給することで使えるものを使い切ることのほうがよほど地球のためになるのではないか?と小生は思っていまして、今の誰も彼もが「エコ・エコ」と唱えながら新しい電化製品に買い替えたりすることが本当に地球のためになっているのか?・・・・と疑問に思っています。CO2削減問題にしても、太陽光発電も電気自動車もいいですが、今ある森林を守り育むことのほうがより地に足が着いた、地味ながら確かな方法のように思ったりもしています。マイ箸も結構ですが、森林資源を守るために間伐材を使った割り箸をあえて買って使うことにも大きな意味があります。石油価格高騰時はこれでマイカー利用が減って環境対策になると言って暫定税率の維持を声高に主張した政府与党が、今では高速道路を週末1000円乗り放題でどんどんマイカーを使ってくれ・・・・と言っています。テレビも新聞もエコだといえば何にでも飛びつき、国民はそれを素直に信じて疑わない・・・・。そんなんでいいのかな? マスコミや政府の言う事を素直には信じることのできない天邪鬼なオヤジであります。
それにしても東国原宮崎県知事はやっぱり陥るべくして陥った・・・・という感じです。このお話はまた別の機会にでも・・・・。
こんな中、今日はこの庵に引っ越してきてから植えた松(イチイ:北海道ではオンコ)の樹がうまく根付かず、いろいろ手をつくしてみたのですがそれもなかなかうまくいかず、半分以上枯れてしまったこともあって、結局抜くことになりました。庭屋さんがやってきてそのままスポンと抜いて持っていくのかと思いきや、枝を全部ノコギリで切り落とし、幹も何分割かに切り分けてバラバラの状態にして持ち去りました。なかなかプロというのは非情なものです。半分枯れているとはいえ、半分はやっとの思いで青い葉を一生懸命繁らせているにもかかわらず、延命措置は無し、即刻死亡宣告・・・・、あとは遺体処理という感じでした。何とも言えず淋しい感じでした。どこか小泉構造改革っぽいなと思ってしまいました。
さて、先日もちょっとお話しましたが、久しぶりに音楽制作に関することに時間を割くようになったのですが、その途端機材(サブ・ミキサー)が一部壊れてしまい、代わりのもを用意する必要に迫られてしまいました。慢性金欠状態の小生ですので、じっくり時間をかけて、高品質でありながら安くてしっかりした作りで長持ちするものを一生懸命ネットで探していました。昔はこういう場合は札幌の楽器屋さんに出向いて、店の人に相談して店にあるものから何かしらを選んで買って帰るというのが普通でしたが、今は全く様相が変わってしまいましたね。まずはどんなものがあるかネットで調べて、その評判も調べられます。もちろん価格も調べられます。それで「ここのこれだ!」と決心してネットで購入申し込み、後日宅配便で商品が届き、代金を支払って自分のものとなる・・・・・。田舎者やなかなか外に出て行けない小生などのような人間には本当にありがたい世の中になったものだと思います。もっともこんな消費行動をする人が増えれば増えるほど地元の商店は商売あがったりになりますし、販売側と購入者側とのコミュニケーションもほとんどなくなるなど弊害もあります。ただこの手軽さは抗しきれない時代の流れかな・・・・とも思います。ただ一方で地元の信頼できるお店も残ってもらいたいという気持ちもあるわけで、このへんのバランスが何とも悩ましいところであります。
話を戻しまして、「故障時の修理などを考えると国内メーカーのほうが安心かも・・・・・」と思いまして、最初はYAMAHAがいいかな?と考えていたのですが、どうも評判がイマイチのようなので一度白紙に。国内メーカーではあとTASCAM(TEACの子会社)があって、実にスタイリッシュで魅力的な商品が出るということで期待したのですが、まだ販売開始時期が未定かつ価格も予算オーバーということで断念しました。(断念したのはこの商品です。なかなかグットくるデザインですよね? ただ販売日未定ということだったのに、今日あるサイトでしっかり販売されていました。しかもかなり値下げして・・・・・ちょっとショック。)

ということで、結局は海外メーカー品になってしまうわけですが、低価格を前面に押し出したBEHLINGER社はノイズその他であまりクオリティ面での評判がよろしくなく、ここは無難にパス。プロ用として評判の高いALLEN&HEATH社のZED-14もかなり心惹かれました。またミキサーの定番MACKIE社の1402VLZ3も魅力的だったのですが、両者とも少し予算オーバーなので泣く泣く断念。残ったのがSOUNDCRAFT社のEPM8という商品と、MACKIE社傘下のTAPCO社のMIX260FXの一騎打ち。(左がSOUNDCRAFT社のEPM8、右がTAPCO社のMIX260FXであります。)


結局最後の決め手は「お値段(実売価格)」とミキサーはMACKIE社というブランドに対する信頼性でありました。というわけでTAPCO社のMIX260FXを第一候補に絞り込みました。
次に貧乏人の小生としては「いかに安くこれを手に入れるか?」が大きなチャレンジでした。「価格.com」を始め価格比較サイトを覗いたりするのですが、ちょっと特殊な商品なのでなかなか安いところが見つからず、やっとのことで見つけて早速ネットで購入手続きをしたところ、その業者から来たメールは「只今在庫切れ。次回入荷の目途は全くたっていない・・・・・。」 愕然であります。この業者は全国的に店舗展開している準大手の楽器販売店でしたが、それがこのザマであります。
商品が無いのに堂々と販売している・・・・。まあネットショッピングなんてものはこの程度のことは当たり前なんでしょうかね。気を取り直して次の安い店を探しました。何とか一般的な販売価格よりも5000円程度安い店を見つけて購入申し込み。(因みにそのお店は名前を聞いたことも無い大阪の業者さんで、少し心配な面もありました。) 今度は在庫あり、早速当日中に発送してくれました。それが週末に届いてそれからはずっと使い方の勉強をしておりました。同じミキサーでもメーカーによって多少使い勝手が違ったりするので、其の辺のお勉強であります。おかげで何とかいちいちマニュアルと首っ引きにならず、ある程度使えるようになりました。音質的には「かなりいい感じ・・・・。」というところです。機械としての操作フィーリングも以前使っていたミキサーとはちょっとクラスが違うという感覚です。「これだけの性能でこんなに安くていいのかな?}と思えるくらいであります。今のところは実に良い買い物ができたと喜んでいます。
このネット・ショッピングの途中でちょっと使える小物を見つけてしまいました。それはヘッド・フォンの替えパッド・・・であります。なんと4個セットで100円(普通は2個一組だから一組分50円)。

実は小生、今から20年前くらいに買ったSONYのMDR-80というオープンエア型のヘッドフォンが大のお気に入りでした。とにかく軽く、音質的にも優れていて、長時間使用し続けていても苦にならないという優れものでした。が、問題はイヤ・パッド。ウレタン製の薄いスポンジ状のイヤパッドが時間が経つとボロボロになってしまいます。何度かSONYから替え部品として購入しましたが、そのときは確か片側500円くらい(1セットで1000円)したと思います。しかし今ではその部品もなくなって、使うに使えなくなっていました。本体には何の問題は無いのにです。それがこの100円商品で甦りました。これにはなんともビックリで、このパーツを販売してくれている新潟県燕市の丸七株式会社には感謝してもしきれない気持ちです。密閉型の大型ヘッドフォンには使えませんが、ハウジング(ドライバー)部分が丸型で直径が50ミリから55ミリであれば問題なく被せることが出来ます。小生のように替えパッドがなくて泣く泣く使えなくなっていたヘッドホンがこれで復活するかもしれませんよ^^。
今のSONYの使い捨て主義には期待するところはありませんが、昔の良品を甦らせてくれる中小企業には大きな拍手を送りたい気持ちであります。こんな意外な、しかし重要なパーツを供給することで使えるものを使い切ることのほうがよほど地球のためになるのではないか?と小生は思っていまして、今の誰も彼もが「エコ・エコ」と唱えながら新しい電化製品に買い替えたりすることが本当に地球のためになっているのか?・・・・と疑問に思っています。CO2削減問題にしても、太陽光発電も電気自動車もいいですが、今ある森林を守り育むことのほうがより地に足が着いた、地味ながら確かな方法のように思ったりもしています。マイ箸も結構ですが、森林資源を守るために間伐材を使った割り箸をあえて買って使うことにも大きな意味があります。石油価格高騰時はこれでマイカー利用が減って環境対策になると言って暫定税率の維持を声高に主張した政府与党が、今では高速道路を週末1000円乗り放題でどんどんマイカーを使ってくれ・・・・と言っています。テレビも新聞もエコだといえば何にでも飛びつき、国民はそれを素直に信じて疑わない・・・・。そんなんでいいのかな? マスコミや政府の言う事を素直には信じることのできない天邪鬼なオヤジであります。
それにしても東国原宮崎県知事はやっぱり陥るべくして陥った・・・・という感じです。このお話はまた別の機会にでも・・・・。
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2009.06.22
雨の日に 懐かしい雨の音楽を三つ。
6月22日 雨。 かなりの土砂降りです。日本全国大雨のようです。今年の北海道の6月は散々なお天気が続いています。例年なら6月は北海道が一番輝く爽やかな季節なのですが、今年はとにかく青空を見ることができませんでした。前半15日のうち「雨」が降らなかったのはわずか1日だけ。毎日毎日憂鬱な曇天・・・・。18日頃2日ほど青空が広がりましたが、それもあっという間に終わり、また雨・雨・雨であります。4月から5月は逆に全く雨が降りませんでしたし、どうもバランスというものが崩れていて、どこか極端から極端に振れるというのがこの頃の気候の特徴のような気もします。
もう一点は寒いこと。これは日照不足のせいもあると思いますが、とにかく地面が暖まらないという感じです。夜になるとグッと冷え込んで、何とこの6月も一昨日あたりまで暖房を入れていました。こんなことも以前はまずありませんでした。今年は1年のうち暖房が要らないのは7月8月の2ヶ月だけかもしれないと本気で心配しているオヤジであります。
ここのブログの更新もまたまた久しぶりです。この間何をやていたかというと、久しぶりに音楽制作に関することに時間を割くようになったのですが、その途端機材(サブ・ミキサー)が一部壊れてしまい、安くて音が良くてしっかりとした作りのものを買い求めようと一生懸命品物を探していました。この顛末はまた後日お話したいと思います。
さて、あまりの雨に「こうなったら昔懐かしい<雨>から連想される音楽でも聴くしかない!」ということで、とっさに頭に浮かんだ曲を3曲ばかりご紹介したいと思います。古い順で行きましょうか。
まずトップ・バッターは「1972年 吉田拓郎 たどりついたらいつも雨降り」
この曲は亡くなられた鈴木ヒロミツ氏(ザ・モップス)へ拓郎さんが楽曲提供したものですが、拓郎さん自身の歌うバージョンをセレクトしてみました。それにしてもこの歌詞はほんとに身につまされます。何とか辛く厳しい状況から抜け出したかと思いきや、また次の試練が待っている・・・・。人生なんてそんなもんさ。どこへ逃げたって運命ってやつからは逃れられない・・・・。そんなことをしみじみと思わされますし、現実の生活の場面を思い起こしても、「まさにその通りだ。」と思い知らされます。
さて2曲目は 「1975年 荒井由実 雨のステイション」
1975年に発表されたユーミンの3枚目のアルバム「COBALT HOUR(コバルト・アワー)」に収録された曲です。これまた名曲ですなあ・・・・・。まだまだ純な若い頃のひたむきな想いが込められていて、いつしか曲の世界に引き込まれてしまいます。頭の中に短編映画が流れるようです。
それにしてもこの「COBALT HOUR(コバルト・アワー)」もユーミンの世界観を代表するような素晴らしい曲が収められていますね。<COBALT HOUR> <卒業写真> <花紀行> <何もきかないで> <ルージュの伝言> <航海日誌> <CHINESE SOUP> <少しだけ片想い> <雨のステイション> <アフリカへ行きたい> 全曲が荒井由実の作詞・作曲で、編曲は後の旦那の松任谷正隆氏です。小生はデビューアルバムの「ひこうきぐも」、2枚目の「MISLIM」は持っているのですが、この「COBALT HOUR」は持ってません。でも今回改めて聴き直してみて、絶対買おう・・・・・と思いました。ユーミンの初期3部作はまぎれもなくエクセレントです。
そうそう、この「雨のステイション」のモデルは、JR青梅線の西立川駅ということのようです。我が街にもこんな名曲があればなあ・・・とつくづく羨ましく思うオヤジであります。
最後の3曲目は 「1977年 イルカ 雨の物語」
伊勢正三作詞・作曲 石川鷹彦・木田高介編曲によるイルカ6枚目のシングル。実は小生あんまりイルカの音楽世界は好きではないんです。代表曲の「なごり雪」も、<懐かしのフォーク>みたいな番組では定番中の定番で、「もういいよ・・・・・。」という感じです。また作詞・作曲の伊勢正三氏についても、あまり技術も無いのに技術を前面に押し出そうとするギター・パフォーマンスが見る側からすると痛々しく、これまた定番の「22歳の別れ」もまた「もういいよ・・・・・。」 そんな感じで「南 高節」も「かぐや姫」も「神田川」的フォークもちょっと食傷気味であったのですが、今回「雨」というテーマから連想してしまったのは、「窓の外は雨 雨が降ってる・・・・」というフレーズだったんです。不思議なものです。
しかしこの「雨の物語」はあまり目立ちはしませんが、なかなかの佳曲という感じがします。「これでどうだ・・・・!」というような気負いが感じられず淡々と耳に吸い込まれていきます。あまりに淡々としているせいか、これまた短編映画のワンシーンのような曲でありながら、ユーミンのようには映像があまり鮮明に浮かんできません。まるで雨に煙った景色のような、雨粒に覆われたガラス窓から見る外の様子のようにどこか頼りない感じですが、そこがまた良いのかもしれません。
いやあ、それにしてもやっぱり昔はいい曲がたくさんあった! これは間違ってないと思うオヤジでありました。
もう一点は寒いこと。これは日照不足のせいもあると思いますが、とにかく地面が暖まらないという感じです。夜になるとグッと冷え込んで、何とこの6月も一昨日あたりまで暖房を入れていました。こんなことも以前はまずありませんでした。今年は1年のうち暖房が要らないのは7月8月の2ヶ月だけかもしれないと本気で心配しているオヤジであります。
ここのブログの更新もまたまた久しぶりです。この間何をやていたかというと、久しぶりに音楽制作に関することに時間を割くようになったのですが、その途端機材(サブ・ミキサー)が一部壊れてしまい、安くて音が良くてしっかりとした作りのものを買い求めようと一生懸命品物を探していました。この顛末はまた後日お話したいと思います。
さて、あまりの雨に「こうなったら昔懐かしい<雨>から連想される音楽でも聴くしかない!」ということで、とっさに頭に浮かんだ曲を3曲ばかりご紹介したいと思います。古い順で行きましょうか。
まずトップ・バッターは「1972年 吉田拓郎 たどりついたらいつも雨降り」
この曲は亡くなられた鈴木ヒロミツ氏(ザ・モップス)へ拓郎さんが楽曲提供したものですが、拓郎さん自身の歌うバージョンをセレクトしてみました。それにしてもこの歌詞はほんとに身につまされます。何とか辛く厳しい状況から抜け出したかと思いきや、また次の試練が待っている・・・・。人生なんてそんなもんさ。どこへ逃げたって運命ってやつからは逃れられない・・・・。そんなことをしみじみと思わされますし、現実の生活の場面を思い起こしても、「まさにその通りだ。」と思い知らされます。
さて2曲目は 「1975年 荒井由実 雨のステイション」
1975年に発表されたユーミンの3枚目のアルバム「COBALT HOUR(コバルト・アワー)」に収録された曲です。これまた名曲ですなあ・・・・・。まだまだ純な若い頃のひたむきな想いが込められていて、いつしか曲の世界に引き込まれてしまいます。頭の中に短編映画が流れるようです。
それにしてもこの「COBALT HOUR(コバルト・アワー)」もユーミンの世界観を代表するような素晴らしい曲が収められていますね。<COBALT HOUR> <卒業写真> <花紀行> <何もきかないで> <ルージュの伝言> <航海日誌> <CHINESE SOUP> <少しだけ片想い> <雨のステイション> <アフリカへ行きたい> 全曲が荒井由実の作詞・作曲で、編曲は後の旦那の松任谷正隆氏です。小生はデビューアルバムの「ひこうきぐも」、2枚目の「MISLIM」は持っているのですが、この「COBALT HOUR」は持ってません。でも今回改めて聴き直してみて、絶対買おう・・・・・と思いました。ユーミンの初期3部作はまぎれもなくエクセレントです。
そうそう、この「雨のステイション」のモデルは、JR青梅線の西立川駅ということのようです。我が街にもこんな名曲があればなあ・・・とつくづく羨ましく思うオヤジであります。
最後の3曲目は 「1977年 イルカ 雨の物語」
伊勢正三作詞・作曲 石川鷹彦・木田高介編曲によるイルカ6枚目のシングル。実は小生あんまりイルカの音楽世界は好きではないんです。代表曲の「なごり雪」も、<懐かしのフォーク>みたいな番組では定番中の定番で、「もういいよ・・・・・。」という感じです。また作詞・作曲の伊勢正三氏についても、あまり技術も無いのに技術を前面に押し出そうとするギター・パフォーマンスが見る側からすると痛々しく、これまた定番の「22歳の別れ」もまた「もういいよ・・・・・。」 そんな感じで「南 高節」も「かぐや姫」も「神田川」的フォークもちょっと食傷気味であったのですが、今回「雨」というテーマから連想してしまったのは、「窓の外は雨 雨が降ってる・・・・」というフレーズだったんです。不思議なものです。
しかしこの「雨の物語」はあまり目立ちはしませんが、なかなかの佳曲という感じがします。「これでどうだ・・・・!」というような気負いが感じられず淡々と耳に吸い込まれていきます。あまりに淡々としているせいか、これまた短編映画のワンシーンのような曲でありながら、ユーミンのようには映像があまり鮮明に浮かんできません。まるで雨に煙った景色のような、雨粒に覆われたガラス窓から見る外の様子のようにどこか頼りない感じですが、そこがまた良いのかもしれません。
いやあ、それにしてもやっぱり昔はいい曲がたくさんあった! これは間違ってないと思うオヤジでありました。
2009.06.12
すっかりご無沙汰してしまいました
6月12日。曇り時々晴れ夜になって雨・・・・・。昼間は久しぶりの晴れ間が広がりました。気温も上がって20度超えです。午後8時頃はまだ暖かかったのですが、その後うたた寝をしていたら寒気を感じてセーターを着込んでしまいました。実は完全に暖房を切ったのは今日で、いつもの年より2週間は長く暖房を使っていました。それでも昼夜の寒暖の差がものすごく大きいような気がします。地球温暖化の中なんでこんなに寒いのかな?
前回の更新が5月24日ですから、3週間近くも更新しなかったことになります。気が付けば札幌の街はあの「YOSAKOIソーラン祭り」が始まっています。例年この祭りの頃の札幌は強烈な日差しが照りつけ、気温も25度を超える日が続くという気候なのですが、今年はずっと雨でよくても曇り。あの祭りと銘打った人為的イベントにそろそろお天道様も飽きられたのかもしれません。
それにしてもずいぶんと長い間このブログの更新が滞りました。その理由は体調不良という部分が10%くらいで残りの90%は別のことに時間をとられていたため・・・ということであります。その別のこととは、大半が音楽制作関連のことなのですが、しかしそれは具体的な制作活動ではなくて、制作のための環境作りといいますか、準備作業に追われていた次第です。
この間CM音楽制作の話があって、久しぶりに創作をしたのですが、その仕事自体は結局実を結ぶことはなかったものの、それが契機となって、もうちょっと制作環境というかクオリティを上げる必要性を感じました。小生の場合は、Desk Top Music(DTM)と言われる手法で、一口で言えばコンピューターを中心とした制作環境なのですが、それは今から10年前、Windows98の時代に構築したものでそれを今でも引っ張っているわけです。しかしPCの進化は凄まじく、それに伴いDTMソフト面の進化も目を見張るものがあって、10年前の制作環境では到底出来なかったことがどんどん可能になってきました。小生はしばらく制作活動から離れていたので、其の辺の変化をあまり切実に感じることはなかったのですが、いざ制作を再開してみると、気になって仕方なくなりました。
制作環境がどうあれ、結局のところ音楽の魅力はひとえに楽曲自体のクオリティであり、演奏内容のクオリティなのですが、DTMの場合はそれとともにどうしてもコンピュータの「音」ではなく生楽器の「音」にどう近づけるか、コンピュータの「演奏」ではなく生楽器の「演奏」にどう近づけるか・・・・というのが小生の場合大きな課題になっていて、コンピュータの進化で其の辺がどうなっているかをずっと調べていました。
資金面で余力があれば、どんどんコンピュータ(ハード)もソフトも新しいものに買い替えていけるのですが、今の小生にとってはそれは夢物語で、今使っている自分のコンピュータや機材に付加する形で利用できるフリーのソフトや音源をひたすらネットで探し回ってたわけであります。そしてそれらの使い方を勉強し、実際使い物になるかをテストしていました。というわけで、ハッキリ言ってほとんどの時間がネット検索とネット経由での勉強に費やされました。このようなフリーソフトはほとんどが海外のもので、サイトも当然英文。これだけ大量の英文を読んだのは、おそらく大学卒業以来初めてのことだったのではないかと思います。
こんなことをしていると、時間はあっという間に過ぎてしまいまして、目も疲れれば頭もクタクタ・・・・。というわけでブログに取り掛かる余力は無くなってしまったという次第であります。
久方ぶりに更新すれば、こんな言い訳みたいな話になってしまいました。みなさんDesk Top Music(DTM)のことなんかあまり興味ないかもしれませんが、現代の音楽の制作環境やそれによって生み出されている実際の音楽のことについて思うところをまたお話しすることもあるかもしれませんが、その際はまたお付き合いください。
前回の更新が5月24日ですから、3週間近くも更新しなかったことになります。気が付けば札幌の街はあの「YOSAKOIソーラン祭り」が始まっています。例年この祭りの頃の札幌は強烈な日差しが照りつけ、気温も25度を超える日が続くという気候なのですが、今年はずっと雨でよくても曇り。あの祭りと銘打った人為的イベントにそろそろお天道様も飽きられたのかもしれません。
それにしてもずいぶんと長い間このブログの更新が滞りました。その理由は体調不良という部分が10%くらいで残りの90%は別のことに時間をとられていたため・・・ということであります。その別のこととは、大半が音楽制作関連のことなのですが、しかしそれは具体的な制作活動ではなくて、制作のための環境作りといいますか、準備作業に追われていた次第です。
この間CM音楽制作の話があって、久しぶりに創作をしたのですが、その仕事自体は結局実を結ぶことはなかったものの、それが契機となって、もうちょっと制作環境というかクオリティを上げる必要性を感じました。小生の場合は、Desk Top Music(DTM)と言われる手法で、一口で言えばコンピューターを中心とした制作環境なのですが、それは今から10年前、Windows98の時代に構築したものでそれを今でも引っ張っているわけです。しかしPCの進化は凄まじく、それに伴いDTMソフト面の進化も目を見張るものがあって、10年前の制作環境では到底出来なかったことがどんどん可能になってきました。小生はしばらく制作活動から離れていたので、其の辺の変化をあまり切実に感じることはなかったのですが、いざ制作を再開してみると、気になって仕方なくなりました。
制作環境がどうあれ、結局のところ音楽の魅力はひとえに楽曲自体のクオリティであり、演奏内容のクオリティなのですが、DTMの場合はそれとともにどうしてもコンピュータの「音」ではなく生楽器の「音」にどう近づけるか、コンピュータの「演奏」ではなく生楽器の「演奏」にどう近づけるか・・・・というのが小生の場合大きな課題になっていて、コンピュータの進化で其の辺がどうなっているかをずっと調べていました。
資金面で余力があれば、どんどんコンピュータ(ハード)もソフトも新しいものに買い替えていけるのですが、今の小生にとってはそれは夢物語で、今使っている自分のコンピュータや機材に付加する形で利用できるフリーのソフトや音源をひたすらネットで探し回ってたわけであります。そしてそれらの使い方を勉強し、実際使い物になるかをテストしていました。というわけで、ハッキリ言ってほとんどの時間がネット検索とネット経由での勉強に費やされました。このようなフリーソフトはほとんどが海外のもので、サイトも当然英文。これだけ大量の英文を読んだのは、おそらく大学卒業以来初めてのことだったのではないかと思います。
こんなことをしていると、時間はあっという間に過ぎてしまいまして、目も疲れれば頭もクタクタ・・・・。というわけでブログに取り掛かる余力は無くなってしまったという次第であります。
久方ぶりに更新すれば、こんな言い訳みたいな話になってしまいました。みなさんDesk Top Music(DTM)のことなんかあまり興味ないかもしれませんが、現代の音楽の制作環境やそれによって生み出されている実際の音楽のことについて思うところをまたお話しすることもあるかもしれませんが、その際はまたお付き合いください。
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