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本州各地ではこのところ暑い暑い日々が続いているようですが、北海道は一昨日こそ30度近くまで気温が上昇したものの、その翌日は最高気温が18度・・・・。冷たい雨も降ってきて、夜にはあまりの寒さに暖房を入れたオヤジであります。

日本列島が暑く燃えた昨日(2011年6月23日)が「もんじゅ」のXデーでもありました。

作業は当日の午前段階から進められたものの、引抜くための新設器具と既存原子炉の結合部分の密閉度に問題が見つかり一時中断、その修繕修復にかなりの時間を要し、午後8時50分から引抜き作業が本格的に再開されました。

引抜き作業は1時間に6センチずつ吊り上げるという極めて慎重なもので、作業終了までに8時間から9時間かかり、順調に作業が進めば終了は翌朝になると報じられていました。

そして結論。 このミッションは無事成功し引抜きが完了したとのことです。

何はともあれ、事故無く作業が完了したことに胸をなでおろしているところであります。よくぞ密閉の不備を見つけて慎重に対応してくれました。やっぱり現場作業では机上シミュレーションとは異なる何らかの問題が出てくるものです。今回もこの不備を見過ごしてしまったら・・・・と考えただけでもゾッとします。

神様 仏様 ご加護を感謝します!


以下が、「もんじゅ」を管理している 独立行政法人 「日本原子力研究開発機構」の公式発表です。
(HPより引用)

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平成23年 6月24日
独立行政法人
日本原子力研究開発機構
敦賀本部


高速増殖原型炉もんじゅ 炉内中継装置の引抜き作業の完了について

(お知らせ)

高速増殖原型炉もんじゅ(定格出力28万kW)は、昨年8月26日に落下した炉内中継装置の引抜き・復旧について、燃料出入孔スリーブと一体で引抜くこととして準備を進めてきましたが、昨日、20時50分より引抜き作業を開始し、本日、4時55分に引抜き作業を完了しましたので、お知らせいたします。

なお、引抜き途中、一体引抜用案内管の観察窓から確認できる範囲において、炉内観察等により予め想定していた接続部の変形を確認しました。今後、炉内中継装置の付着ナトリウムを洗浄し、詳細な点検を実施してまいります。

【参考】これまでの経緯

・平成22年 8月26日 炉内中継装置の引抜き作業中に同装置が落下
・12月16日 燃料出入孔スリーブとの一体引抜き計画策定
・平成23年 5月24日 炉内中継装置引抜きに向けた作業開始
・6月23日 炉内中継装置の引抜き作業開始
・6月24日 炉内中継装置の引抜き作業完了

 以 上

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独立行政法人 日本原子力研究開発機構 のHPは以下のアドレスです。細かい資料も公表されていますし、今回トラブルを起こした(炉内に落下した)装置が本来どのように動くのかのアニメーション動画なども載っています。

独立行政法人 日本原子力研究開発機構 もんじゅ

略称が 「JAEA」(Japan Atomic Energy Agency)っていうんですね。それを検査監督する世界機関が「IAEA」。
なるほど・・・・。

本当に結果オーライでよかったです。

これで廃炉にすることもできるようになりました。
よかった。よかった。

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本日6月20日ですが、前記「もんじゅ」の引き抜き作業が6月23日に実施される方向で決定されたようです。
それにしても、まったくニュースにもなりませんなあ。

この調子だと、ニュースになるのは「大事故発生」のときなんでしょうかね。

はてさて、どうなりますか? 

作業に着手してみて、予定の工程どおりにいかなかった場合、作業を中止する勇気ある決断ができるのか?
原子力安全・保安院に任せきりで大丈夫なのでしょうか?

なんせ、「ホ・ア・ン・イ・ン ゼ ン・イ・ン・ア・ホ (保安院 全員 阿呆)」という回文が密かに流行っていることでもありますし。

引き抜き作業自体は失敗してもいいので、それに伴う「想定外」の事故無く終わってくれることをひたすら願うのみであります。


今、国会(参議院)では首相はじめ経済産業大臣が原発事故対応をめぐってつるし上げられていますが、そんな中でも原発運転再開を各自治体に依頼しています。

どうも結局のところ、只今現在何が重要なのかがわかってないというような感じです。

経済産業大臣も首相も、今この状況の中で「もんじゅ」の引き抜き作業が行われるなんてことは、全くご存じ無いか、あるいは「大した問題ではない」という程度の認識しかないのだと思います。

彼らにとって最大の優先事項は、「我が身をどうやって護るか?」 「我が身の傷をどれだけ軽く収めるか」なんでしょうな・・・・。

小生は何もできませんが、2011年6月23日が「Xデー」となったことのお知らせでした。

本日とっても重要なニュースが発表されました。しかし小生の見た限りでは、NHKはじめどのTVチャンネルの報道番組でもこのニュースがとりあげられることはありませんでした。

そのニュースとは・・・・

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時事通信社 - 05月23日 14:02発表

■ ★落下装置回収へ、作業開始=あす「もんじゅ」で  原子力機構

日本原子力研究開発機構は23日、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で昨年8月、燃料交換に使う装置が撤去作業中に落下したトラブルで、24日に装置の回収に向けた作業に着手することを明らかにした。

 装置の引き抜きに必要な仮設器具の設置などを行い、経済産業省原子力安全・保安院の確認を得た上で6月中旬にも引き抜く。秋ごろの復旧を目指すとしている。

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記事にすればたったこれだけ。わずか170文字のニュースですが、これはものすごい決定だということです。

高速増殖炉「もんじゅ」が現在陥っているトラブルについて、ご存知の方は肝を冷やしているのは間違いないと思いますが、多くの国民は知らないのではないでしょうか?

■ 簡単にそのトラブルをご紹介しておきます。

高速増殖炉「もんじゅ」はプルトニウムを主燃料とした実験的原子力発電所。他の商業用原子力発電所と決定的に違うのが、その冷却材が水でなく液体ナトリウム(非常に発火しやすい)だということ。

そのため非常に管理が難しく1995年にナトリウム漏れ火災事故で停止。2010年に反対を押し切って再稼働させたところ、炉内中継装置(燃料棒の設置・移動を行う装置 3.3トン)の落下事故が発生。現在まで24回にわたって取り出しを試みたものの全て失敗。燃料の交換も移動もできないため、当然運転できず、また休止させることもできない宙ぶらりんの状態で、ひたすら冷却だけ続けている状態。

■ そもそも何が問題なのか?

① 冷却材として使用しているナトリウムは空気に触れれば大爆発する。したがってこの落下した炉内中継装置を取り出す作業は外気に触れずに行わなければならない。(福島でやっているほぼ全ての冷却方法が今のままでは通用せず、逆に爆発的火災を引き起こす。)

② 内部を映すカメラも故障していて修理不能。原子炉内部の状況を目で確認することはできない。

③ 「もんじゅ」はプレートの裂け目(活断層)の真上に建っていることが建設後発覚。

④ 燃料が高濃度のプルトニウムでウラン燃料よりずっと臨界しやすく、また臨界を防ぐ制御棒が効きづらい。

⑤ 使用されているプルトニウムの量は長崎原爆(プルトニウム型)の100倍以上。

⑥ 高速増殖炉の構造上配管が複雑でクネクネ・ペラペラしており、地震に構造的に弱い。

そもそも「もんじゅ」は活断層の真上に立っており、大地震が「もんじゅ」の直下で起こる危険性があります。その場合には設計基準以上の揺れが「もんじゅ」を破壊すると想定されています。設計基準はM8となっていますが、昔の規格の数値なので現在に治すとM6程度だそうです。今回の東日本大震災のケースを併せて考えてみると、大地震が来れば「もんじゅ」はまず間違いなく壊滅的な被害を被ります。何とかその前に廃炉にしなくてはならないのですが、落下物があって動かすことも止めることもできない状態になっているわけです。


■ 今回の作業ではどんな危険があるのか?

今の宙ぶらりんの状態から脱するためには、原子炉内に落っこちた落下物(炉内中継装置)を何としても取り除かなくてはなりません。落下物を取り除くには、マニュピレータで拾うしかないのですが、落下物が変形して既存装置に食い込んでいて上がりません。そこで最後の手段として、引っ掛かりを起こしている原子炉上部の一部を切り取って落下物ごと引き抜くという作業を明日から準備に入り、6月中旬にも行うということのようです。

その工程は以下のようなものらしいです。(出典元不明です。申し訳ありません。)

もんじゅ落下装置引抜き工程


外気に触れれば爆発なので、アルゴンガスなどを注入して爆発を防ぎつつ、切る際に破片を原子炉内に落とさないように細心の注意を払って行うということのようです。

が・・・・・、

福島原発でもそうでしたが、机の上で描いたシナリオ通りにはいかないのが現実のような気がします。

そもそも、よりによって活断層の真上にこのような危険な原子力発電所を建設していること。(それが後になってわかったっていうのも胡散臭い話ですが。)

今のトラブルの元となった、炉内中継装置(燃料棒の設置・除去を行う装置 3.3トン)の落下事故自体が、ネジの緩みが原因という極めて人為的なケアレスミスで生じたものであること。(設計段階では緩みにくい特殊なネジを採用していたものの、設備の更新段階で、緩みにくい特殊ネジという指定を見逃してしまったというもの。) 

少し話が横道に逸れますが、「もんじゅ」の温度計が昔折れたということがありましたが、その温度計は10本発注されていたにもかかわらず1本しか納品されておらず、残り9本分のお金は業者がポケットに入れちゃったという話が漏れ聞こえています。更に加えて、発注側からコンピュータシュミレーションのみでOKということで、耐久性の実験もなく納品したその1本、実際使ってみたら見事に折れちゃった・・・・との話もあります。

非常にリスクの高い高速増殖炉「もんじゅ」の建設や保守・点検がこの程度のレベルで行われているのが現実なのです。そのレベルで今回のミッションに臨むのは、あまりにも危険であるというのが小生の正直な気持ちです。

確かに、今までに2兆4000億円以上つぎ込んで年間維持費だけでも500億円・・・・。しかもこれまでの発電量は0(ゼロ)。このまま放置していて大地震がくれば悲惨な事態も予想される。一刻も早く何らかの対応を取らなくてはならないというのはわかります。

しかし、今は東日本大震災で日本全国が大変なことになっている。加えて東電福島原発の事故の収束目途すら立っていない。そんな状況の今、あえて極めてリスクの高い作業を行うことが適切なのでしょうか? どうしても今やらなくては手遅れになってしまうのでしょうか?

この作業が失敗した最悪の場合、ナトリウム爆発を引き起こし、更には核爆発を誘発することも考えられます。その場合燃料(プルトニウム)の質と量からして、チェリノブイリや広島・長崎などとは比べ物にならない人類史上最悪の惨禍になると予測されています。福井県敦賀市から半径300kmは死の町となり、西日本は壊滅するとも言われています。

福島の事例でも明らかになったとおり、風向きや風力次第では、関東も九州・四国も、東北・北海道も無傷では済まないかもしれません。経済活動の面からいえば、日本列島は完全に機能不全に陥るでしょう。隣国の韓国・中国・ロシアにまで影響が及ぶことも充分に予想されます。

それでもなお、今敢えて行なわなければならないのでしょうか?

もし答えが「YES」ならば、政府はそのことを国民にしっかりと説明しなければならない。絶対にそうしなくてはならない重大な事柄だと小生は考えます。不発弾を処理するときのように、周辺住民の一時避難を行ったうえで実施されるべきミッションだと思います。

しかるに、政府は何も言わない。大マスコミも何も報道しない。しかしひっそりと恐ろしいミッションの準備が進行している。そして6月、万一悲惨な予想が現実化したとき、国民に「私たちは何も知りませんでした。」と言うのでしょうか?

北朝鮮の核ミサイルには強烈な言葉を浴びせかける政治評論家や軍事評論家も何も言わない。実は日本人自身がこの日本列島に自前で核ミサイルを埋め込んでいるようなものなのに・・・・。

いよいよそのカウントダウンを始めるというのが今回の時事通信のニュースです。

お願いですから、政府は日本原子力研究開発機構がやろうとしているこの作業を今は中止させてください。

まずは東電福島原発の事故をしっかり収束させること。次に東北の被災地の復興計画をしっかり作り上げ、震災被災者の生活を立て直すこと。次に原発事故の被災者の賠償をしっかり確定させ、着実に実行に移すこと。

これらに一定の目途が立った時点で、「もんじゅ」問題に全力を挙げて集中して取り組んでもらいたいです。政府・官庁・関西電力・原発機器会社・原子力専門家の総力を挙げて今回のミッションをしっかり練り上げて着手する。

どうか今のまま、ドサクサに紛れるような形で、日本を危機に陥れる可能性のあるミッションを進行させることのなきよう、政府には重ねて重ねてお願いするものであります。

今まで「もんじゅ」に関する事実をあまり良く知らなかった皆様方には、今回のミッションがこれから1ヶ月弱どのように進んでいくかを注意深く監視していってください。

そして、政府から何の説明もなくXデーを迎えるようならば、最悪の覚悟だけはしておく必要があるかもしれません。

日本が戦後最大の試練に直面している現在、こんなことを言っていいのか悪いのかずいぶん迷いましたが、福島第一原発事故に関してどうしても引っかかってしまうところがあるので、3月24日に書いたものの公開していなかった記事を公開することにしました。

ただ、いかに情けない指揮官(首相・内閣)といえども、「戦闘の真っ最中にその指揮官を非難するのはいかがなものか・・・・。」という気分が私自身ありました。今戦うべき敵は目に見えない放射能という不気味な怪物なのであって、いかに不満があっても今はその指揮官を応援することが、この戦いに勝つためには最も肝要なのではないかと・・・・。

しかし、毎日次から次と細切れに公開される放射性物質の拡散の情報しかり。現場の状況の情報しかり。とどのつまりは、首相が震災直後に福島第一原発を視察したが、その間予定されていた格納容器の圧力軽減のための排気(ベント)が見送られ、その結果その後のオペレーションを著しく困難にしたあの水素爆発が起こってしまったこと(詳細は下記※のとおり)等を考え合わせると、この指揮官(首相・内閣)こそが日本を破滅させてしまうのではないかという危機感に変わってきました。

※ *****************************************************************************
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震について」と題された、平成23年3月12日(2:30)現在 緊急災害対策本部発表の文書によると、

原子力安全・保安院からの情報として 11日 22:00に福島第一原発2号機に関して今後のプラントの評価結果として以下のような記述がなされている。

(実績)14:47 原子炉スクラム(RCIC起動)
(実績)20:30 RCIC停止(原子炉への注水機能喪失)
(実績)21:50 水位計復活(L2:燃料上部より約3mの水位)

そして次の予測がなされている。

(予測)22:50 炉心露出
(予測)23:50 燃料被膜管破損
(予測)24:50 燃料溶融
(予測)27:20 原子炉格納容器設計最高圧(527.6Kpa)到達
        原子炉格納容器ベントにより放射性物質の放出

地震・津波災害の発生した11日 22:00の段階で、数時間後にも炉心露出・燃料溶融が起こること、27:20(翌12日03:20)頃には格納容器の圧力が限界に達することを予測し、その対応としてベントが必要となり、その結果周辺大気中に放射性物質が放出されるということを示唆していたことがわかります。


一方総理大臣の当時の行動は次のようなものでした。

■3月12日【午前】5時14分、陸上自衛隊ヘリコプターで官邸屋上ヘリポート発。
               (寺田首相補佐官、班目春樹原子力安全委員長ら同行。)
     【午前】7時11分、福島県大熊町の東京電力福島第一原発到着。
          同19分、重要免震棟。
          同23分、東京電力副社長の武藤栄原子力・立地本部長による説明。
               (池田経産副大臣同席)
         8時 4分、陸自ヘリで同原発発

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地震が起こったその日に、既に炉心露出や原子炉格納容器の高圧による破損の可能性まで予測されていたにもかかわらず、政府もマスコミも「大丈夫・大丈夫」と言ってなかったでしょうか?

それは国民に対して誠実な対応だったのでしょうか?
本当のことを発表すると大パニックが起こると判断してのことだったかもしれません。

しかし現実は、あれから3週間が経とうとしている今、原発から半径10km以内にある津波被災者のご遺体が放射能汚染のため手をつけることができず、そのまま放置せざるを得ないという事態になっています。

「日本の原発には5つの防護壁があるから安全だ。チェルノブイリの事故とは全く性質が違う。」とTV各局に出ていた原発学者は声をそろえて言ってなかったでしょうか?

この『5つの防護壁』とは、①燃料を焼き固めたペレット、②それを覆うジルコニウム合金の被膜管 ③圧力容器 ④格納容器 ⑤原子炉建屋 とのことです。
 
3月29日段階で、このうち⑤の原子炉建屋は水素爆発で吹き飛び、②のジルコニウム合金の被膜管は間違いなく破損し、①の燃料を焼き固めたペレットからは高濃度の放射性物質が飛び出し、④の格納容器も一部が破損していて、大量の汚染された水が広く原子炉外部にも拡散している・・・・。

いまや残されているのは③の圧力容器だけじゃないですか。しかしその圧力容器もさまざまな配管系から放射性物質が漏れ出していて、とどのつまり封じ込めきれていないというのが真実の姿ではないでしょうか?


話を戻しますが、首相はなぜ真っ先に大変な状況にある福島第一原発に乗り込んだのでしょうか? その真意は本人に聞いてみないとわかりませんが、では何故予定されていたベント作業がこの間事実上延期されたのでしょうか? 何か技術的な問題があってうまく行うことができなかったのでしょうか? 技術的な問題ではなくて、首相が被曝する危険を回避するためということはなかったのでしょうか?

その配慮が取り返しのつかない燃料溶融→水素爆発と連鎖し、その後の原子炉プラントの安定化作業を著しく困難なものとし、最悪放射能の封じ込めに失敗するなどということになれば、いくら首相本人や東電幹部が良かれと思って行った行動であっても、その責は免れるものではありません。

謝ってばかりのリーダーには誰もついてきてくれないと思うかもしれませんが、かの三国志の劉備玄徳などは謝ってばかりだという話もききます。でも何よりも正直で私心がなかった。その誠実さに人は付いていくのではないでしょうかね。

今の首相が一国のリーダーの器であるかないかは別としても、既にその立場にあるのですから、少なくとも私心を捨て国民のために最大の誠実さをもって臨んでくれることをひたすらに願うばかりです。


前置きが長くなってしまいましたが、以下が3月24日に書いた記事です。

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福島第一原発事故に関して、どうも今の政府・マスコミの報道は敢えて真実を伝えていなのではないか?という感じが日増しに強くなってきています。

今頃になって農産物への放射性物質の影響の話が出てきたりとか、東京の水にまで影響が出てきたりとか・・・・。

どうも原発事故に関して報道統制されているような感じがしてなりません。それが政府による強制的な情報隠しなのか、マスコミの自主規制なのかはわかりませんが。

計画停電などより、今伝えなくてはならないもっと重要なことがあるのではないかというのが小生の率直な気持ちです。

核に関しては敏感なアメリカやヨーロッパでは全く別の報道がなされているようです。(それに関しても日本のマスメディアは全く紹介していないみたいです。)

今回の原発事故はマスメディア(特にTV)を通じていい加減な学者や素人評論家の適当な解説が広く流布されていて、比較的軽微で収まっていると日本人が思い込まされているフシがあります。

パニックを起こされては困るのですが、文部科学省の発表している放射性物質の測定値が実は異常な上昇を示しています。これは文部科学省のHPで公表されている事実なのですが、ザックリお知らせすると次のようなものです。

3月19日から3月22日、この3日間で放射性物質の量が1千倍に増えている・・・・。

定時降下物の調査結果 単位 MBq/km2
・3月18日9時~19日9時採取
  埼玉 64
  東京 51
・3月19日9時~20日9時採取
  さいたま市 66
  新宿区 40
・3月20日9時~21日9時採取
  さいたま市 7,200
  新宿区 2,900
・3月21日9時~22日9時採取
  さいたま市 22,000
  新宿区 32,000
・3月22日9時~23日9時採取
  さいたま市 22,000
  新宿区 36,000

これは明らかに福島原発の事故の影響でしょう。福島からこれだけ離れた場所でこうです。ちなみに札幌ではこの間これら放射性物質は未検出でした。

詳細は文部科学省のHPを参照ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1303956.htm

政府やマスコミの情報だけを信じていたら「正直者がバカをみる」というような状況が起こってしまうかもしれません。

もっと詳しいことを知りたいという方はYoutubeの次の動画をご覧になってみてください。ただ、くれぐれもパニックを起こさず腹をくくって冷静に対応してくださいね。

・福島原発事故 メディア報道のあり方 広瀬隆



三陸方面の余震も収束しないどころか、いよいよ静岡方面でも大きな地震が起きてきたし、日本列島が乗っかっている地殻はまだまだ動揺しています。

この先どうなるかは予想もつきませんが、もうしばらくは気を抜かず、東北・関東圏のみならず全国的にも最悪の状況も想定しておいたほうが良いかもしれません。

不安を煽るようなことを書いてしまったかもしれません。その点については深くお詫びします。

何も出来ない小生ゆえ、そのような惨事が起こらないことを毎日毎日祈るだけです。

2月13日。金曜日。風が強くここ北国では深夜近くになって雨嵐になっています。年間で一番寒いこの時期に雨嵐・・・・。しかし明日の夜には気温がグンと下がって猛吹雪になるようです。どうしよう・・・。また家篭もりですな。

最近はすっかりハマってしまったシモンズの曲をたくさん聴いて、いい気持ちになっていたのですが、昨日の夜、小泉元首相が麻生首相の批判をして、あちこちで大騒ぎのようでありますな。しかしこの時期にこのタイミングで公の場で現職首相の批判をするとは、ちょっと問題ありと思ったものですから、この問題について思うところを少しばかり・・・・。

なぜこのタイミングだったのか? それはあの「郵政民営化」がいろいろな問題を抱えていることが世間に明るみになってきて、見直しの動きが出始めてきたからに他ならないと思うんです。その問題とは例の「かんぽの宿」の事業一括売却の問題。これまでにあまりに低廉な価格で売却がなされ、中間不動産業者が巨額な利益をあげていたことが明るみになり、それによって今行なわれようとしていたオリックス不動産宛の一括売却にに疑義が生じた・・・・。

オリックス・グループのトップは宮内義彦氏であり、小泉内閣が主催した規制改革会議の議長を務め郵政民営化の議論もそこでなされた・・・という経緯があるわけです。竹中平蔵はかつてテレビ番組で「オリックスの宮内氏はあくまで規制改革会議のメンバーであって、郵政民営化は経済財政諮問会議の答申に基づいている。これを混同しているような人に批判してもらいたくない。」と言っていましたが、実は総合規制改革会議でも郵政民営化も審議されていたものの、後に答申は経済財政諮問会議に一元化されることとなり、規制改革会議の意向は議長の宮内がまとめて経済財政諮問会議に伝えられているのです。したがって全くの無関係とは到底言えないのであって、竹中平蔵の反論も事実関係を正しく踏まえたものではなく、相手の無知につけ込んだタチの悪いものだと言えます。

まあ竹中平蔵についてはもうこのくらいにして、話を元に戻します。このオリックス・グループの宮内義彦なる人物は、徹底した市場原理主義の信奉者(いわゆる日本におけるネオ・コン)であって、2002年の製造業における労働者派遣事業解禁を答申したのも彼であります。政界と強力なコネクションを持ち規制改革関連の審議会の長を10年以上歴任しています。要は彼は小泉構造改革の財界の強力な支援者であって、その彼の率いるオリックス・グループに「かんぽの宿」70施設が極めて低い価格で売却されそうになっていたわけです。

世間の注目が集まり、鳩山総務大臣の頑固さもあって、この入札経緯を調べていったところ、一般競争入札と言われていたものがどうもそうではなく、日本郵政とオリックスの間の出来レースの様相が明らかになってきました。この点ひとつをとってみても、「郵政民営化」の目的とは一体何だったのか?結局は国有財産を一部財界に払い下げ、その企業を儲けさせるだけなのではないのか?という不信感を国民が持ち始めた・・・・。「小泉元首相のやったことは結局こういうことだったんだ・・・・。」というムードが蔓延し始めた。そこにもってきて麻生首相の「私は郵政民営化には反対だった。」加えて「元首相は奇人・変人・・・・」という発言。これを受ける形で、今まで沈黙してきた小泉元首相が口を開き、強烈な麻生批判を行なったわけであります。

その発言内容と相照らして見えてくることは、「小泉という人物は、自分の体面こそが何よりも大切なのだ。」ということ。自分が行なってきたセーフティネット無き弱者切捨て・自己責任型社会への大転換(これこそオリックス宮内氏の信条)によって、多くの国民が苦境に追い込まれ、多数の自殺者を生み出してきていたにもかかわらず、その段階では救済策を講ずることもなくさっさと職を投げ出し、以降何一つ発言をせず事実上隠居していたにもかかわらず、自分の個人的な政治課題である「郵政民営化」がヤバくなると見るや、黙っておられなくなったのではないかと想像します。

こういった経緯からも、小泉という人物にとって何よりも大切なのは、国民の生命や生活ではなく、自分の面子であり、自分の個人的で極めて限定的な関心事(野望)であるということを国民はしっかり肝に銘ずる必要があると思います。(これは今の麻生首相も同じことですが・・・・。)

自分では利口で経済通で人気者だと思い込んでいる愚者の麻生首相が何らまともな経済政策を打てず、日本社会に急速に閉塞感が高まっているため、またぞろここで小泉待望のムードが出てくることが小生は一番恐ろしいと思っています。麻生首相に対して小泉元首相は「郵政バカ一代」「バカの一徹」ですから、その点に関しては発言も思いもブレることがないですから、一見確かに一本芯が通っていて信頼できそうな雰囲気を持っています。例えていうなれば、小泉元首相は織田信長的であり、麻生首相は明智光秀的なイメージを小生はもっています。激動の時代・閉塞感の強い時代には織田信長のような革命家・デストロイヤーが支持を得るものです。

もう一点注意すべき点があります。それは歴代の首相の中でも小泉元首相は圧倒的に喋りがうまい。つぶやくように話すかと思えば、声を張り上げ絶叫もする。にこやかな姿を見せたかと思うと怒りの形相を露にする・・・・。そのギャップが実に人間味があって魅力的に見えます。また話をするときの例えの使い方やジョークなども実にうまく聞く者を飽きさせません。しかしそれは彼の天性の才能であります。ニコニコ笑っている一方でその腹は冷え切っています。表面的なことに惑わされてはなりません。彼は一級品の人たらしでなのですから、こちらも覚悟して向き合う必要があります。

小泉元首相がかつて国会で最も激昂した場面は、長男の孝太郎氏が芸能界入りしたことに対して、野党議員から「親の七光り・・・云々」という指摘を受けたときだったと小生鮮明に記憶しております。ことほど左様に、小泉という人物は国家国民のことよりも極めて個人的な事柄に重きを置いています。今回の麻生首相批判で何が起こるのか?本人はそのつもりはなくても、おそらく「麻生おろし」が起こるのは間違いありません。下手をすれば2次補正予算が参議院で否決され、衆議院で3分の2条項を用いて再議決した際、造反者が出て法案が否決されるかもしれません。小泉元首相はそれを示唆してもいます。そうなれば決定的な政治空白を生じます。

麻生首相が解散に踏み切るか?それならばまだましですが、またぞろ首相交代となれば、自民党の総裁選→首班指名→内閣組閣と肝心の経済対策は宙に浮いたままたな晒しにされます。100年に1度と言われるような経済危機に直面し、国民が窮地に追い込まれているこの時期に、経済対策法案をたな晒しにする可能性が極めて強い状況を生み出すことなど意に介することも無く、小泉元首相はあの麻生批判をしたのであります。しかも一度は衆議院で法案に賛成しておきながら、今度は「あのとき本心は反対だったのに、賛成に回ったというのはどうかなあ・・・・」。郵政民営化の見直し論が噴出する以前の採決では賛成し、郵政民営化の見直し論が出てきたら今度は反対・・・・・。何でしょうね。

これをみても彼にとっては国家国民などは眼中に無く、自分の面子を守ることこそが最大の目的だということが透けて見えてきます。今という時代は小泉構造改革の負の部分を手直しする時代です。もう時代は大きく変化しました。アメリカでもネオ・コンが政権中枢から駆逐され、社会民主的な風潮が高まっています。にもかかわらず、アメリカのレーガン、イギリスのサッチャーが行なった新自由主義的政策を10年前に3周遅れで踏襲し、更にこの期に及んでその旧態依然とした新自由的政策方針を貫かなければ政権を打倒するぞ・・・・と脅すような行為は、明らかに時代が見えていません。もうあなたはお呼びじゃないんです。

しかしあの人たらしに日本国民がまた欺されるようなことになったら・・・・。この国は本当にお先真っ暗です。それを真面目に心配しなくちゃならないのが情けないというのがオヤジの本音ではありますが・・・・。振り込め詐欺と同じです。良く見えるところに紙に書いて貼っておきましょう。「小泉純一郎には欺されるな」と。

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